日本海沿岸東北自動車道建設促進フォーラム 沿線4県の関係者約340人集結 全通へ1日も早い整備促進訴える

[caption id="attachment_8575" align="alignleft" width="300" caption="大会決議を満場一致で採択"][/caption]

「日本海沿岸東北自動車道建設促進フォーラム」実行委員会(代表=海輪誠東北経済連合会会長)は8月22日、新潟県新潟市のイタリア軒で、日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の建設促進を求める第21回フォーラムを開催した。

東北経済連合会など民間72団体で構成される同実行委員会メンバーと、共催の青森、秋田、山形、新潟4県と同道路の建設促進同盟会関係者約340人が参加。東北の更なる復興促進、生産性向上による地域経済の活性化を図るためにも、日沿道の1日も早い全線開通に向けた整備促進を再認識し、関係機関に要望していく大会決議を満場一致で採択した。

開会冒頭、主催者を代表して挨拶した海輪会長は、日沿道の整備により産業・観光面で大きな効果が図られていることを紹介。日沿道の整備の必要性や重要性を強調しながらも、県境部を中心に未開通区間が未だに存在しているとして「一日も早い全線開通とストック効果の最大化に向け、皆様と一致団結して取り組んでいく」と述べた。

花角英世新潟県知事は「日沿道は、日本海国土軸を形成する道路として物流の効率化や観光振興、命の道としても1日も早い完成が望まれる。早期完成に向け、沿線自治体や国土交通省と連携し取り組んでいく」と述べた。

続いて、沿線4県の商工会議所や企業の代表者らによる意見発表が行われ、日沿道全線開通に寄せる思いや、ストック効果が東北の広範囲へ及ぶことへの期待など、それぞれの思いを発表した。

また、筑波大学名誉教授で、「日本みち研究所」の石田東生理事長を講師に迎え、「社会システムのイノベーションと道路政策」をテーマに記念講演が行われた。

パーマリンク