日沿道「鷹巣大館道路」大館能代空港~鷹巣間 北秋田、大館で工場新増設進む

国土交通省能代河川国道事務所(坂憲浩所長)は1月29日、日本海沿岸東北自動車道(日沿道)「鷹巣大館道路」の大館能代空港IC(秋田県北秋田市)~鷹巣IC(同市)間(延長1・7㌔)を3月21日に開通すると発表した。開通時刻、開通式典は決まり次第発表する。

16年10月に開通した鷹巣IC~二井田真中IC間(延長12・2㌔)とあわせ「鷹巣大館道路」延長13・9㌔は全線開通する。同道路の総事業費は約512億円。また、仮称であったあきた北空港ICは、「大館能代空港IC」に正式名称を決定した。

日沿道の開通時期公表や開通延伸に伴い、北秋田市では10年度から8年間で12社が工場を新増設し、新たに128人の雇用が創出。大館市も同様に工場新増設が急増、総所得額が増加するなどの効果が発現しており、今回の開通で、継続的な産業活動の後押しが期待される。また、大館能代空港~大館市役所間の所要時間は、開通前と比べ、約11分短縮。空港と高速ネットワークのアクセス性向上により更なる観光振興や空港地用促進が期待されるほか、北秋田市民病院への搬送時間短縮や、走行時の安定性の確保により、搬送患者の負担が軽減され、更なる安定搬送への支援が期待される。

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