東九州道建設促進中央大会 沿線から約百人が「参集 ”地域の屋台骨”早期整備訴える

[caption id="attachment_8835" align="alignleft" width="300" caption="和田国交政務官に提言書を提出する要望団"][/caption]

東九州自動車道建設促進協議会(会長=河野俊嗣宮崎県知事)と東九州軸推進機構(会長=麻生泰九州経済連合会会長)は6日、東京都内で「東九州自動車道建設促進中央大会」を開催。沿線から市町村長や女性団体、地元高校生ら約百人が参集し、〝地域の屋台骨〟の早期整備を訴えた。

日南・志布志道路、油津・夏井道路の今年度新規事業化をはじめ、18区間121㌔の4車線化優先整備区間決定、佐伯弥生PA、国富スマートICの相次ぐ開通等、明るい話題に包まれている東九州道。だが、河野知事は冒頭、頻発する災害や津波被害想定に触れ、「ミッシングリンクとなっている日南、串間、志布志の首長も大会後、要望に参加する。公共事業全体の予算を確保して1日も早く完成させたい」と語気を強めた。

麻生会長の代理で出席した米良充典副会長(宮崎商工会議所会頭)もアジアへの輸出が〝倍々ゲーム〟で増えている飫肥杉のストック効果等を紹介しながら、「宮崎~大分が結ばれたことによるストロー現象は杞憂だった。東九州道は、全九州を循環させる助け合いの道、命の道であり、経済を救う道だ」と力説した。

来賓挨拶では森山裕自民党国対委員長が「4車線化も重要だが、まずは全通だ。道路が社会資本整備としていかに大切か、国民に知って頂くことが重要だ」と指摘。池田豊人道路局長、酒井和広NEXCO西日本社長は、管内の現況を説明しながら、確実な整備を目指す姿勢を示した。

「未来を担う高校生アピール」には宮崎県立日南振徳高等学校2年佐々木翔馬さんが東九州道のメリット・魅力・活性化策を分析した上で、「色々な場所から来れるよう、つなぐ道に変わってほしい」と溌溂とした表情で語った。

未事業化区間の早期事業化等を柱とした決議案は提言書としてまとめられ、ガンバロウ三唱で士気を高めた後、国・政府与党などに届けられた。

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