東北中央道・大石田村山IC~尾花沢IC間5.3㌔ 4月15日開通に喜び

東北中央自動車道の大石田村山IC(山形県村山市)~尾花沢IC(山形県尾花市)間(延長5・3㌔)が15日開通した。開通区間は無料区間で、片側1車線の対面通行。並行する国道13号経由等と比べ、約4分短縮される。

大石田村山ICで開催された開通式には、吉村美栄子山形県知事、志布隆夫村山市長、国土交通省の津田修一東北地方整備局長ら関係者約200人が出席し、テープカットやくす玉を割り開通を祝った。吉村知事は「県内の高速道路網の整備が大きく前進していることを実感している。『やまがた創生』実現のためには、格子状骨格道路ネットワークの形成が極めて重要。今後も整備推進に全力で取り組んでいく」と挨拶した。

今回の開通で、主要渋滞箇所や事故危険箇所を回避し、迅速かつ安定的な救急搬送の支援や、新たな企業立地の進展や商圏の拡大が図られ、地域産業の活性化を支援するほか、山形空港から観光地への移動時間短縮でインバウンド観光振興を支援する。

東北中央自動車道は、最後の未事業化区間だった「金山道路」が今年度新規事業化されたことで全線事業化になった。今回の開通に続き、南陽高畠IC~山形上山IC間と、東根IC~東根北IC間は、今年度の開通を予定している。

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