東北地整・東北6件・仙台市とNEXCO東日本が「災害等の相互応援」協定

国土交通省東北地方整備局と東北6県、仙台市、NEXCO東日本東北支社は3月25日、「東北地方における災害等の相互応援に関する協定」を締結した。発災時等の迅速な初動対応や関係機関の連携の深化など、危機管理体制の強化を目指す。

今回締結を結んだ各関係機関は1996年、国土交通省所管施設が被災した際に相互応援する「申合わせ」を現行の部長級で行い対応していた。しかし昨今、自然災害が頻発化・激甚化する傾向の中、ICT(情報通信技術)の発展に伴う通信手段の充実により、リアルタイムな情報の発信や初動時の意思決定に重要となる画像情報の共有が可能になったことから、今回、各関係機関の局長や知事などの長により、相互応援に関する協定を初めて締結した。

今回締結した「東北地方における災害等の相互応援に関する協定」は、これまでの河川、海岸、砂防、道路、港湾の災害に加え、火山災害、林野火災、鳥インフルエンザなど、相互応援の対象とする災害等の範囲を拡大した。また、東北地方整備局の通信ネットワークを最大限に活用し、発災時のリアルタイムな画像情報等の発信・共有化を図ることにより、各関係機関の初動対応や相互応援の迅速化を高める方針だ。

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