登米志津川道路・登米東和~三滝堂間4月16日に開通 市道三滝堂インター線も同時に

[caption id="attachment_3337" align="alignleft" width="300" caption="三滝堂ICで開かれた「感謝を伝える会」"][/caption]

国土交通省仙台河川国道事務所(松居茂久所長)が整備を進めている登米志津川道路・登米東和IC~三滝堂IC間約2㌔が16日開通。アクセスする市道三滝堂インター線(延長約230㍍)も同時開通した。東日本大震災以降、復興道路として位置付けられた三陸沿岸道路としては、宮城県初の延伸となる。

当初、国交省・県・市主催で開通式典が催される予定となっていたが、14日に発生した熊本地震に配慮し「感謝を伝える会」が三滝堂ICでささやかに開かれた。会には県、沿線自治体関係者ら約150人が出席した。

主催者挨拶では、山田義輝副知事が「この度の延伸は、本県の復興支援を力強く後押しするものであり、登米地域の産業・経済の活性化に大きく寄与するものと確信している」と村井嘉浩知事の挨拶を代読。登米市の布施孝尚市長は「三陸沿岸地域への足掛かりが一つ生まれたことを大変嬉しく思う」と挨拶した。地元国会議員からも「いざという時、命を守るのは道路」「1日も早い延伸を」と、早期全通を訴える挨拶が続いた。

登米志津川道路は延長16・1㌔の一般国道自動車専用道路。10年3月に登米IC―登米東和IC(延長約5㌔)が開通。残る三滝堂IC~志津川IC(延長約9.1㌔)は、南三陸道路・志津川IC~南三陸海岸IC(約3㌔)とともに今年度内に開通する予定。車線は全線2車線で、通行料は無料。

今回開通した三滝堂ICは、地域活性化ICに位置付けられ、周辺には国と登米市で81台分の駐車場を備えた道の駅を年度内に整備する予定。

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