石井国交相・吉田参院幹事長訪ね中部横断道早期実現へ合同要望 東信州協議会等3団体

[caption id="attachment_6922" align="alignleft" width="300" caption="合同要望団に笑顔で応える石井国交相"][/caption]

東信州次世代産業振興協議会(会長=土屋陽一上田市長)、長野県中部横断自動車道建設促進期成同盟会(会長=栁田清二佐久市長)、中部横断自動車道建設促進佐久地域議員連盟(会長=依田明善県議会議員)は23日、国土交通省の石井啓一大臣や吉田博美参議院幹事長らに、「中部横断自動車道早期実現に関する合同要望」を実施。基本計画のままとなっている長坂~八千穂間約34㌔の事業促進を訴えた。

石井国交相への要望ではまず栁田会長が、今年4月28日の八千穂高原~佐久南IC間約14・6㌔の開通と、基本計画・長坂~八千穂区間の長野県区間が7月11日の第2回調整会議で1㌔ルート帯とインターチェンジの概略位置が示されたことに謝意を表し、「ストック効果とリダンダンシーが期待できる道路、一層のご指導をお願いしたい」と発言した。

さらに16年7月に発足し、今回初めて要望に参加した東信州協議会の花岡利夫東御市長も「東信州は長野県最大の工業地帯。中部横断道の全通で清水港が活用できるようになるため、産業界も大きく期待している」と、構成する9市町村の総意を伝えた。

また、155人の超党派で構成する佐久議連の依田会長は、決定した1㌔ルート帯について「優良農地を避けてほしいという農家の思いに寄り添って頂き、満足な結果となった。これを弾みに1日も早い全通をお願いしたい」と語った。

「中部横断道は、2年後に南側49㌔がすべて開通することで大きな変化がやって来ます」と身を乗り出す要望団の言葉を受け石井国交相は、「国際クルーズ拠点の清水港から長野にも十分行けるようになるし、面白い。ルート帯は示された。今後、一体的にアセスメントの手続きに入りたい」と笑顔で語った。

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