秋のリニューアル工事に伴う渋滞予測 東北道5カ所で床版取替工事 出発時刻調整で混雑の回避を

[caption id="attachment_11550" align="alignleft" width="300"] 渋滞予報を発表する東北初の助成予報士・有賀しほりさん=NEXCO東日本提供[/caption]

NEXCO東日本東北支社は14日、東北自動車道の秋のリニューアル工事に伴う渋滞予測を発表した。東北支社管内では橋梁の老朽化による床版取替工事を5カ所で実施。8月11日から順次工事がスタートし、12月中旬までに耐久性の高いプレキャストコンクリート床版に取り替える。

同日の会見で、渋滞予報士の有賀しほりさんは、工事期間中は片側1車線の対面通行規制により国見IC(福島県)~白石IC(宮城県)、郡山南IC~郡山IC(福島県)の2区間で10、11月の休日に最大5㌔程度の渋滞が発生すると予測。「道路交通情報を確認し、出発時刻を調整することで混雑を回避することが出来る安全・安心、快適、便利に高速道路を利用していただきたい」と呼びかけた。

渋滞予報士は東日本4支社にそれぞれ専任で配置されており、有賀さんは東北初の女性予報士。渋滞発生の予測やその発表などを担当するが、今回が会見デビューとなった。
東日本の高速道路リニューアルプロジェクトは、15年3月にまとめられた「NEXCO東日本インフラ長寿命化計画」に基づきスタート。21年度秋の床版取替工事期間中は約2・1㌔~15㌔で終日対面通行規制となる。

対象の床版取替工事、通行規制期間、受注企業は次の通り。

【碇ヶ関IC~大鰐弘前IC】東北自動車道平川橋床版取替工事▽平川橋上り線129・5㍍▽規制期間8月23日~10月31日▽ピーエス三菱
【安代IC~鹿角八幡平IC】同十和田管内高速道路リニューアル工事▽西石通橋下り線107・2㍍▽同8月19日~11月11日▽熊谷組・ショーボンド建設JV
【若柳金成IC~一関IC】同磐井川橋床版取替工事▽磐井川橋下り線159・5㍍▽同10月12日~12月9日▽清水建設・東鉄工業JV
【国見IC~白石IC】同越河橋床版取替工事▽塩川橋上り線28・4㍍ほか▽同9月29日~11月19日▽大林組・横河ブリッジJV
【郡山南IC〜郡山IC】同第1間隅戸川橋床版取替工事▽馬番川橋上り線35・3㍍▽10月11日~11月19日▽オリエンタル白石

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