移動教室「東名・新東名高速道路見学会」都市大学の3年生40人が参加


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NPO高速道路友の会(理事長=髙田邦道日本大学名誉教授)とNEXCO中日本東京支社(中井俊雄支社長)は7月18日、東京都市大学都市工学科の3年生を対象とした移動講座「東名・新東名高速道路見学会」を開催した。未来を担う学生たちに、知識や技術を伝承しようと毎年開催しているもので、今年で6回目。回を重ね、女子学生の参加も増えている。全高速が共催、東京都市大学技術士会が後援。NEXCO中日本の担当者が高速道路会社OBとともに講師となって指導にあたった。


参加した40人の学生はバスに乗り込み、まず東名高速・東京料金所近くにある「コミュニケーションプラザ川崎」を見学。3月にリニューアルし、高速道路PR館としての機能を高めた施設を榎本登館長の誘導で見学し、建設、リニューアルプロジェクト、防災、関連事業と幅広く取り組むNEXCO中日本の事業について学んだ。


同じ建物内にある川崎道路管制センターでは、多田壽センター長が、大型モニターの前で警察や道路交通情報センターと連携して交通管制・施設制御にあたるスタッフの様子を説明。緊張感あふれる現場の状況を紹介した。


一方、静岡県富士市内にあるコミュニケーションプラザ富士では、見学会に同行したNEXCO中日本総務企画部企画調整チームの伊原泰之リーダーが、同社の事業について詳細に説明。工事現場の作業員が熱中症予防に舐めるという塩飴を学生に配り、現場の苦労をさりげなく伝える場面もあった。


バスの中は、東名と新東名の構造の違いや、渋滞発生のメカニズムなどを実際の道路状況を横目で見ながらNEXCOのOBがレクチャーするため、まさに〝生きた授業〟となっている。とくに、新東名に架かる新富士川橋の視察はユニークだ。


バスの中で予め富士川に架ける橋の条件のみを紹介し、「あなたの自由な発想で、フリーハンドで結構です。側面図を描いてください」と出題するもので、田中賞をはじめ様々な賞を受賞している新富士川橋を、現地で間近に見学し、その迫力に驚く学生の姿も。


車中で斜張橋を描いて「なかなか良いね」と評価を受けた川邊亮太郎さんは「条件を見た時に吊橋か斜張橋だなと推察しましたが、実際のアーチ橋を見て、こんなに長くつくれるのかと感動しました」と目を見開いた。


また、来年から高速道路会社への入社が決まり、特別に参加させて貰ったという修士2年の山田実典さんは、「維持管理に興味があり、リーディングプロジェクトを手掛けたいと思っているので、今日の講義は勉強になりました」と真剣な表情で語った。


友の会・津田剛理事は「学生さん達が真剣で、説明のし甲斐があります」と話し、知識の伝承を今後も続けて行く考えを示した。

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