紀勢道建設促進三重県期成同盟会 「命の道」の早期整備を求め国交省と財務省に要望活動

[caption id="attachment_7621" align="alignleft" width="300" caption="田中国交政務官に要望書を手交する鈴木三重県知事"][/caption]

紀勢自動車道建設促進三重県期成同盟会の会長を務める鈴木英敬三重県知事は1月15日、近畿自動車道紀勢線の早期整備を求めるため、国土交通省や財務省を訪れ、要望活動を実施した。

要望には、同盟会顧問の三ツ矢憲生衆院議員をはじめ、河上敢二熊野市長、加藤千速尾鷲市長、大畑覚御浜町長、西田健紀宝町長が同行し、国土交通省の田中英之大臣政務官、森昌文事務次官、池田豊人道路局長らと面談した。

三ツ矢議員は、「南海トラフ地震時には、唯一の幹線道路である国道42号は津波で寸断され、おそらく救助・救援も来られない。国土強靭化の集中取組を進めている今、『命の道』紀勢線の一刻も早い整備が必要」と強く求めた。

鈴木知事は、平成30年台風24号において国道42号が通行止めとなり、地域が孤立・混乱したことや、紀勢線未事業化区間に位置する御浜町に外資系ホテルの進出が決定したことなどを紹介し、「国土強靭化・地方創生に資する紀勢線の未事業化区間の19年度新規事業化を」と訴えた。

田中政務官は、大学時代に紀伊半島を巡ったエピソードを紹介しながら、「当時の道路事情と比べると、整備が格段に進みもう少しというところまできた。引き続き積極的に進めていきたい」と要望団の訴えに理解を示した。また、森事務次官は、事業中区間の用地買収など、地域の協力に感謝を述べ、「新規事業化も含め、一緒に取り組んでいきたい」と回答した。

この後、要望団は自由民主党本部と財務省を訪れ、萩生田光一幹事長代行、阪田渉財務省主計局次長と面談した。

パーマリンク