紀宝熊野道路 1月14日中心杭打ち式 事業本格化

[caption id="attachment_13063" align="alignleft" width="300"] 紀勢線の全線完成へ大きく前進した[/caption]

近く発生が想定される南海トラフ地震や豪雨など激甚化・頻発化する自然災害の備えとして、国土強靱化の要となる近畿自動車道紀勢線。そのミッシングリンク区間の一つである、三重県熊野市と御浜町、紀宝町を結ぶ紀宝熊野道路(延長15・6㌔)の中心杭打ち式が1月14日、御浜町中央公民館で行われた。御浜町、紀宝町、熊野市と中部地方整備局紀勢国道事務所が主催。地元選出国会議員をはじめ、一見勝之三重県知事、大畑覚御浜町長、西田健紀宝町長、河上敢二熊野市長、稲田雅裕局長など約50人が参加し、県内ミッシングリンクの早期解消を願った。

冒頭、大畑御浜町長が「大規模災害に備えたインフラの機能確保は地域の喫緊の課題。早期全通へ協力、連携し全力で取り組む」と式辞。稲田局長は「紀勢線全線の一日も早い完成に向け、全力で事業を推進する」と挨拶した。

来賓挨拶では、一見知事が「紀勢線は県の背骨となり、背骨が出来て初めて力強く躍進できる。接続する県道御浜紀和線の整備もしっかり進めていく」と語った。
近畿自動車道紀勢線については2019年4月、三重県の紀宝熊野道路と和歌山県の新宮道路が事業化された。これによりすべての区間で事業着手となり、紀伊半島一周高速道路

全線完成への期待感が高まっている。今回の中心杭打ち式を経て、紀宝熊野道路の事業がいよいよ本格化する。

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