能越道「田鶴浜七尾道路」の起工式 工事の安全と早期整備願う 北陸・東海北陸道に接続へ

[caption id="attachment_10021" align="alignleft" width="300" caption="工事の安全と早期全通を願って「鍬入れ」"][/caption]

石川県輪島市から富山県小矢部市を結ぶ国道470号能越自動車道の一部を構成する田鶴浜七尾道路(延長3・4㌔)の起工式が8月8日、石川県七尾市の能登歴史公園センター・のと里山里海ミュージアムで開催された。

起工式には、佐々木紀国土交通大臣政務官、谷本正憲石川県知事や不嶋豊和七尾市長、国土交通省の岡村次郎北陸地方整備局長など関係者約30人が出席した。

挨拶の中で佐々木政務官は「田鶴浜七尾道路が開通すれば、能登から3大都市圏にアクセスしやすくなり、産業、物流、観光面等での効果や第3次救急医療施設への搬送時間も短縮される。早期開通に向け、全力を挙げて事業を推進していく」と述べた。

また、谷本知事は「能越自動車道は災害時の代替性を確保する上でも極めて重要な道路。県は七尾市とともに早期完成に向け最大限努力する」と述べ、不嶋市長は「一日千秋の思いで待ち望んでいた。コロナ禍の中、七尾が元気になる弾みをいただいた」と感謝の意を述べた。

佐々木政務官ら関係者9人は、工事の安全と早期全線整備を願い、鍬入れを行った。

七尾市赤浦町から同市千野町を結ぶ田鶴浜七尾道路の整備により、能登から北陸、東海北陸の両自動車道に接続するネットワークが形成され、能越自動車道を活かした企業誘致の取り組みや三大都市圏をマーケットとする企業活動を支援するなどの効果が期待される。

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