蒜山~米子の4車線化求め決起 中国横断道岡山米子線4車線化促進期成同盟会

[caption id="attachment_2795" align="alignleft" width="300" caption="総決起大会で挨拶する平井鳥取県知事"][/caption]

鳥取県と県西部自治体、関係団体で構成する中国横断自動車道岡山米子線(蒜山IC~米子IC間)4車線化促進期成同盟会(会長=野坂康夫米子市長)は11月15日、鳥取県米子市内のホテルで、総決起大会を開催した。

同盟会会長の野坂市長や、関係自治体、平井伸治鳥取県知事、県選出国会議員など約230人が参加。

会長の野坂市長は挨拶で、暫定2車線であることで、重大な交通事故や、冬期の積雪による通行止めが頻発していることなどの問題点を訴え、「定時性の確保及び安全走行確保のためには、4車線化の早期実現が長年の悲願であり、一致団結して米子自動車道の4車線化実現に向け、国に訴えていく」と述べた。

続いて国土交通省中部地方整備局の丸山隆英局長が「道路に関する最近の動向について」をテーマに基調講演。意見発表では、鳥取県バス協会の澤耕司理事が、冬場の雪深い区間の対面通行の危険性や、事故などの通行止めによる運行時間の遅れなどを指摘。皆生温泉旅館組合の宇田川英二組合長は「4車線化で、観光客を含め、利用者全員が安全・安心に利用できることを切に願う」と述べた。

中国横断自動車道岡山米子線・蒜山IC~米子ICまでは、未だ暫定2車線のまま。交通事故発生時、重大事故につながり、事故処理等で上下線とも全面通行止めが頻発する。今後、維持修繕の点検・工事による通行規制の増加が見込まれ、さらに、冬期には除雪等で交通規制も発生し、安全性、定時性の確保が大きな課題となっている。強い経済の実現をもたらすストック効果をさらに発揮するため、同区間の4車線化を計画的かつ着実に推進するよう強く求める決議案は、満場一致で採択された。

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