西九州道建設推進協議会総会 道路整備予算の確保など 早期完成に向け諸議案を承認

福岡県、佐賀県、長崎県と福岡市で構成する西九州自動車道建設推進協議会(会長=中村法道長崎県知事)は8月25日、新型コロナウイルス感染症対策に万全を期するため、今年度の協議会総会をテレビ会議で開催し、協議会議案書について全て原案どおり了承した。

西九州自動車道の整備促進についての決議は▽地域発展のために必要となる社会整備のための公共事業費を増額するとともに、新たな財源を創設し、地方創生推進のために必要な道路関係予算の所要額を長期安定的に確保する▽西九州自動車道の事業中区間(今宿道路、伊万里道路、伊万里松浦道路、松浦佐々道路)の整備を一層促進する▽西九州自動車道を早期に整備するため、有料道路事業の活用を含めた整備手法の検討を行う▽西九州自動車道で唯一事業化されていない区間(二丈IC(仮称)~二丈鹿家IC間)は、自動車専用道路として早期事業化を図る▽防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策が終了する令和3年度以降も引き続き必要な予算を別枠にて確保する▽「地方創生」、「国土強靭化」や「生産性の向上」を図るため、事業中・計画中の路線を含めた重要物流道路を早期に指定し、高規格幹線道路や地域高規格道路などの広域道路ネットワークの整備を一層推進する――6項目が盛り込まれた。

20年度事業計画は、政府および関係機関に対し適切な時期に要望活動の展開や、必要な道路整備予算を確保するための諸活動の展開など、西九州自動車道の早期完成に向け、関係機関と緊密な連絡をとりながら、建設に伴う必要な事項について協議し建設促進を図っていくことを満場一致で了承した。

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