長坂~八千穂 中部横断道佐久地域議連が初の国交省要望 早期事業化を要請

[caption id="attachment_4721" align="alignleft" width="300" caption="大野政務官に現地地図を示す要望団"][/caption]

促進佐久地域議員連盟(会長=依田明善長野県議会議員)は先月9日、中部横断道の早期整備を求める要望活動を実施した。

静岡県、山梨県、長野県を結ぶ中部横断道は、太平洋と日本海を高速道路で繋ぐネットワークの一翼を担うものであり、19日には六郷~増穂間の開通が予定されている。こうした中、唯一の基本計画区間のままとなっている長坂~八千穂間だが、15年4月には計画段階評価が終了。環境アセスの手続きに進む段階に至っており、地域は早期の事業化を期待している。

地域の悲願である長坂~八千穂間の事業化を早期に実現し、中部横断道の早期完成を訴えるため、昨年12月、長野県佐久地域選出の県議6人を発起人に、沿線11市町村議会の全議員150人余りの賛同のもと、超党派による同議連が発足。今回の要望活動となった。

当日、顧問の木内均衆議院議員と依田会長はじめ議連幹部で構成された要望団は国土交通省を訪れ、大野泰正大臣政務官、森昌文技監と面談。幹線道路として国道141号しかない地域の現状や整備後に想定される高いストック効果など実例を示し、「長坂~八千穂間の事業化に向け、沿線市町村ではアクセス道路の整備に向けての準備も進めている」と説明。同区間の環境アセスメントの手続きを速やかに進め、早期事業化を要請した。

要望団の話に熱心に耳を傾けていた大野政務官は「必要性は十分認識している。しっかり取り組む」と力強く応えた。

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