開通前の外環道を市民3700人が快走 千葉区間の市川市でマラソン大会

[caption id="attachment_6308" align="alignleft" width="199" caption="開通前の外環道を駆け抜けようと大勢の市民が集まった(市川市写真提供)"][/caption]

6月に開通予定の東京外かく環状道路(外環道)の千葉区間、三郷南IC~高谷JCT間のうち、市川市区間でマラソン大会が4日、行われた。2度と走れない開通前の外環道を駆け抜けようと、親子連れの沿線市民ら約3700人が参加。晴天が広がる中、主催者の予想を超える大勢の参加者を得て、異例の賑わいを見せたが、新たな大動脈、外環道の早期開通を心待ちにする市民の声が多く聞かれた。

開通前の外環道を走る「外環道工事区間マラソン大会」と同時に、当日は地元物産会や工事区間見学会も行われた。今回のイベントは市川市と市川商工会議所が実行委員会を立ち上げ、国土交通省関東地方整備局とNEXCO東日本の協力で開催された。

マラソン大会は当初、約1800人の参加を見込んだが、申し込みが殺到。親子マラソン、10㌔マラソン、ハーフマラソンの3種目に予定人数の倍となる約3700人もの沿線ランナー等が参加した。

マラソンは、4月開業予定の道の駅「いちかわ」近くの市川北ICの入口付近を発着点に行われ、内回りを南下。10㌔とハーフマラソンでは京葉道路先まで走って折り返した。参加者は日頃の健脚を披露するとともに、これまで未体験の半地下レースを存分に楽しんでいる様子だった。

マラソンコースの反対車線は見学会場として開放され、多くの来場者が開通前の外環道を歩いてみようと大勢押し寄せた。

外環道・三郷南~高谷間の整備は国交省とNEXCO東日本が共同で事業を実施。安全対策に万全を期す必要から、当初予定より時間を要したものの、6月開通に向け、急ピッチで工事が進められている。

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