震災10年で待望の開通 三陸沿岸道、宮城県内区間が完成

[caption id="attachment_10836" align="alignleft" width="300"] 6日に行われた気仙沼港IC~唐桑半島IC間開通式[/caption]

東日本大震災の復興道路として国が整備を進める三陸沿岸自動車道のうち、地域の新たなシンボルと期待される気仙沼湾横断橋(全長1344㍍)を含む気仙沼港IC~唐桑半島IC間(延長7・3㌔)が6日、開通した。これで三陸沿岸道路の宮城県内区間126㌔が全線開通し、震災から10年を迎える前に宮城県仙台市と岩手県宮古市が直結した。

当日、行われた開通式典では、村井嘉浩宮城県知事が挨拶。「2月13日の深夜に福島県沖で発生した最大震度6強の地震で、改めて広域的な防災道路ネットワークとしての三陸沿岸道の重要性を強く意識した。復興完了に向け、安全・安心で質の高い暮らしの実現を推進していく」と語った。

今回、誕生した気仙沼湾横断橋は気仙沼湾をまたぐもので、斜張橋としては東北最大規模となる。愛称「かなえおおはし」と命名され、気仙沼市の菅原茂市長は「震災に遭ったみんなの願いと、亡くなった人の願いをかなえる橋にしようという気持ちがこもっている」と説明。国や県、市では復興のシンボル、新たなランドマークとして期待されている。

式典後、横断橋の通り初めが行われたが、開通後、新しい橋を一目見ようと多くの車両が通行した。

三陸沿岸道は今回の開通で約359㌔のうち、約312㌔が完成。年内には全線開通する予定だ。

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