高速道路は未来への投資 全高速緊急提言13日に実施


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全国高速道路建設協議会(会長=尾﨑正直高知県知事)は13日、甚大な被害をもたらした熊本地震を踏まえ、災害に強い国土づくりに資する高規格幹線道路網1万4000㌔の早期完成や暫定2車線区間の4車線化、跨道橋など関連する構造物の耐震強化等を求める緊急提言を実施した。石井啓一国土交通大臣、二階俊博自民党総務会長等に対し、尾﨑会長は「災害に強い高速道路ネットワークの確保に向け、整備の加速化が必要」として、諸施策の実現に不可欠な16年度補正予算、17年度予算において所要額を満額確保することを要請した。


尾﨑会長は当日、国土交通省で石井啓一国交相、自民党本部で二階俊博総務会長、財務省で福田主計局長と面談。①災害に強い高速道路ネットワークを確保するため高規格幹線道路網1万4000㌔の整備の加速化②暫定2車線区間の4車線化をはじめとする安全対策の早期実現③跨道橋等の横断構造物を含め、高速道路ネットワークの耐震強化④SA・PAの防災拠点化の推進⑤道路啓開体制の連携強化――を骨子とした緊急提言書を手交した。


国交省では、尾﨑会長が石井国交相に「震災のリスクが高い地域にミッシングリンクが残っている」として、災害時における支援体制を確保するためのミッシングリンクの解消や被災個所の早期通行確保につながる4車線化の必要性を指摘。「これらの取り組みを加速化するため、16年度補正予算において予算規模の拡大と使途の拡大、17年度当初予算においても所要額の確保をお願いしたい」と要請した。


石井国交相は「心強い提言。ミッシングリンクの解消、4車線化は重要な課題」と述べ、全高速提言に応えていく姿勢を示した。


続いて、自民党本部を訪れた尾﨑会長は二階総務会長に面談。熊本地震発災後、緊急支援物資の輸送等で高速道路が多大な効果を果たした一方、跨道橋の落橋や料金所の損傷が発生した事例について説明する尾﨑会長の話に熱心に耳を傾けていた二階会長は「老朽化により応急対策を行うべき箇所が多い。国土強靭化総合調査会等でも、高速道路の防災対策を検討していく」と強調。「道路関係の補正予算で真水2兆円を」とする事務局要望についても理解を示した。


財務省では、福田主計局長に対し、補正、本予算合わせて所要額の確保を要請した。福田主計局長は「未来への投資という言葉で補正の指示をいただいている」としたのに対し、尾﨑会長は「高速道路こそ未来の投資」と応じ提言の主旨を強調。福田主計局長は「提言ついて勉強していきたい」と語った。



緊 急 提 言


平成28年熊本地震では、熊本地方を中心に甚大な被害がもたらされました。こうした中、高速道路は緊急支援物資の輸送等で多大な効果を発揮しました。


強い揺れに見舞われる確率がゼロとなる地域がない我が国において、地震時に国民の命を守るとともに、地震発生後の生産活動の継続など、しっかりと地震に備えるうえで、高規格幹線道路網1万4000キロメートルは重要な社会基盤です。このため、災害に強い高速道路ネットワークの確保や地震発生後の速やかな通行再開を図る必要があることから、次の事項を提言します。


 


一、災害に強い高速道路ネットワークを確保するため高規格幹線道路網1万4000キロメートルの整備の加速化


一、暫定二車線区間の四車線化をはじめとする安全対策の早期実現


一、跨道橋等の横断構造物も含め、高速道路ネットワークの耐震強化


一、SA・PAの防災拠点化の推進


一、道路啓開体制の連携強化


 


災害に強い高速道路ネットワークの整備を着実に推進するとともに、経済対策にも資するよう、平成28年度補正予算では、予算規模及び使途の拡大を図ること、また、平成29年度予算は所要額を満額確保することを強く要望します。


 


平成28年7月13日


全国高速道路建設協議会会長  尾﨑 正直


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