高速道路ネットワークの早期整備を 18年度予算編成に向けて 飯泉徳島県知事が国交省に政策提言

[caption id="attachment_5111" align="alignleft" width="300" caption="末松国交副大臣に提言書を手交する飯泉徳島県知事"][/caption]

飯泉嘉門徳島県知事は5月18日、18年度の予算編成に向け、国土交通省の末松信介副大臣に対し、高速道路ネットワークの早期整備について、政策提言を実施した。

飯泉知事は、高速道路の整備推進に係る予算の拡大、高速道路等の整備推進及び高速道路等の整備を加速する仕組みの構築について提言を行い、特に、四国横断自動車道の新直轄区間や阿南安芸自動車道の整備推進、南海トラフ地震の発生確率が毎年高まってくる中、一番高い津波が来る美波町から海陽町のうち、牟岐町から高知県東洋町までの間、我々が『命の道』と呼ぶ海部道路の早期事業化などを強く訴えた。末松副大臣は「用地取得の面でご協力を。8の字は当然つくっていかないといけない」と述べた。

また、高速道路等の整備を加速する仕組みとして、「例えば、完成目標が出ると開通を見据えて工業団地をつくるなど、地方にとってメリットが高くなる。地方負担を増やしてでも、完成目標までに確実に仕上げ、浮いた財源は他の事業進捗に回す。これにより、全体的な財源の確保や底上げが図られるのではないか」と提言した。川﨑茂信道路局国道・防災課長は「我々も知恵を絞っている」と述べ、末松副大臣は「国としては精いっぱい努力していく」と述べた。

なお、徳島県では、この他に国土強靱化に向けた社会資本整備の推進など、計30項目の政策提言を実施している。

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