高速道路経済効果約720兆円 東名全通50年機に日本全体の生産額増加額を累計

[caption id="attachment_8311" align="alignleft" width="300" caption="高速道路網全体における生産額変化額累積は約720兆円"][/caption]

今年5月26日で全線開通50周年を迎えた東名高速道路。東名・新東名経済波及効果検討会、NEXCO中日本東京支社の調べで1969年~2018年までの50年間で東名整備による日本全体の生産額増加額累計は約60兆円に上ったことは既報の通り=2月25日号掲載=。加えて、東名を含めた全国の高速道路整備による生産額増加額累計は約720兆円と、極めて大きい経済効果をもたらしてきたことが同調査で明らかとなった。

東名の全通後、生産増加額は順調な伸びを示してきたが、特に中央自動車道、中国自動車道、東北自動車道が全線開通しネットワーク化が進んだ1980年代の後半以降、単年度あたりの増加額が10兆円を超えた。

その後も1991年のバブル崩壊以降の経済低迷期、2008年のリーマンショックなど世界経済の激震期においても増加額は伸長。高速道路無しでは成り立たない物流の堅調な伸びとともに、2015年には年24兆円の増加額を記録し、日本経済を支える高速道路のネットワーク効果の大きさが如実に示された格好だ。

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