高速道路DXの推進目指す NEXCO西日本情報テクノロジーを設立

[caption id="attachment_11277" align="alignleft" width="300"] 設立式で前川NEXCO西日本社長(左)と長濱新社長[/caption]

NEXCO西日本は1日、高速道路の維持管理用システムの開発やグループ全体のITインフラの構築を担う新会社「NEXCO西日本情報テクノロジー」を設立した。将来の高速道路を取り巻く環境や新たなモビリティ社会の到来を見据え、高速道路分野のDX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進を目指す。社長には、西日本高速道路エンジニアリング関西の常務だった長濱和実氏が就任した。

当日、行われた設立式では、NEXCO西日本の前川秀和社長が「グループ全体のITインフラや新中期経営計画に盛り込んだDXの更なる進展に大きく寄与し、活躍することを期待している」と挨拶。続いて、長濱新社長が「高速道路のDXに貢献できるよう、社員一丸となって取り組む」と語った。

同社は、AIを用いた点検データの分析やセンシング技術により劣化部位を特定することで診断速度や精度を向上させるほか、膨大な点検・診断結果を可視化することで最適な補修計画を作成。また、グループ共通サーバ等のITインフラの構築を推進し、グループ全体の業務の生産性向上、効率化をIT面でサポートする。

本社は、グループ会社が入居する名神高速道路・吹田IC近く(大阪府吹田市清水15番1)に置かれる。

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