鳥の海スマートIC、3月19日開通 常磐道・宮城県内では初

[caption id="attachment_3211" align="alignleft" width="300" caption="震災からの早期復興を図る交通拠点(鳥の海)"][/caption]

常磐自動車道 亘理IC~山元IC間の鳥の海PAに連結する「鳥の海スマートIC」(宮城県亘理郡亘理町逢隈高屋)が19日午後4時に開通した。常磐自動車道では、宮城県内初のスマートICが開通した。

開通に先立ち、現地で開通式典が開催され、国や県、地元関係者ら約70人が出席し、テープカットやくす玉を割り、地元荒浜小の4年生らによる祝い歌の合唱などで開通を祝った。

宮城県の遠藤信哉土木部長は「常磐道としては県内初の開通であり、県南沿岸地域の更なるアクセス強化、復興に向けて一段と弾みがつく。周辺道路の渋滞緩和、新たな企業立地や雇用創出など、大きな波及効果をもたらすものと確信している」と、村井嘉浩知事の挨拶を代読した。また、亘理町の齋藤貞町長は「この開通は、早期復興を図る交通と流通の拠点と位置付け、地域資源を活かした魅力あるまちづくりを進めていきたい」と祝辞を述べた。

鳥の海スマートICは、15年1月に着工。総事業費は9億円。24時間利用でき、新たに整備した町道「県道相馬亘理線」に接続。亘理ICの利用と比べ、町中央工業団地への所要時間は約9分短縮、観光地の鳥の海への所要時間は約2分短縮する。

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