1月25日 熊野尾鷲道路・尾鷲北~尾鷲南間「尾鷲第4トンネル」貫通式 4本の中で最長の2471㍍

[caption id="attachment_9241" align="alignleft" width="300" caption="トンネル坑内で行われた貫通式"][/caption]

国土交通省紀勢国道事務所が整備を進めている、熊野尾鷲道路(Ⅱ期)尾鷲北IC~尾鷲南IC間(延長5・4㌔)で最長のトンネル「尾鷲第4トンネル」(延長2471㍍)の貫通式が先月25日、トンネル坑内(三重県尾鷲市南浦)で開催された。

式典には、三ツ矢憲生衆議院議員、鈴木英敬三重県知事や加藤千速尾鷲市長、河上敢二熊野市長ら沿線首長、国土交通省の勢田昌功中部地方整備局長、施工業者の前田建設工業など関係者約120人が出席した。関係者らは、貫通発破や通り初め、鏡開きなどを行い、トンネル貫通を祝った。

鈴木知事は挨拶で「私が知事になって初めて事業化して頂いた道路で誠に感慨深い。一日も早い供用開始を全力でサポート、ご支援させて頂きたい」と述べた。勢田昌功局長は、「全線開通への大きな第一歩。21年夏頃に開通できるよう全力で取り組んでいく」と述べ、三ツ矢衆院議員は「『東州に高速道路を』という合言葉で運動が始まってからもう40年以上。ここまできたのは感無量である」と述べた。

尾鷲第4トンネルは、同道路(Ⅱ期)にある4本のトンネルのうち、最長の延長2471㍍。松阪側の北部と、熊野側の南部の2区分に分け掘削した。北部工事の延長1461㍍は、大林組の施工で16年9月に工事開始し昨年3月に工事完了。南部工事の延長1010㍍は、前田建設工業の施工で17年10月に工事開始。熊野尾鷲道路(Ⅱ期)の総事業費は約340億円で、来年夏頃の開通を予定している。

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