10県知事会議 激甚化する自然災害から命を守る ミッシングリンク早期解消へ 国交省・自民党本部に要望活動

[caption id="attachment_9877" align="alignleft" width="300" caption="青木国交副大臣に要望書を手交する平井鳥取県知事"][/caption]

「高速道路のミッシングリンクを解消し日本の再生を目指す10県知事会議」はこのほど、昨年の東日本台風、今年の令和2年7月豪雨など近年激甚化する自然災害や、発生が危惧されている南海トラフ地震において、国民の生活と生命を守る“命の道”となる高速道路のミッシングリンク解消を早期に求める要望活動を実施した。

同会議は山形、福井、和歌山、鳥取、島根、山口、徳島、愛媛、高知、宮崎の10県で構成。

10県知事会議を代表して要望を行った平井伸治鳥取県知事は7月16日に国土交通省で青木一彦国土交通副大臣、同月21日に自民党本部で二階俊博幹事長、林幹雄幹事長代理に面談した。要望では①ミッシングリンクの早期解消を図り、高速道路ネットワークの早期形成を図ること②未事業化区間の計画段階評価などの速やかな実施と早期事業化を図ること――等を骨子とした要望書を手交。「新型コロナ感染症の拡大で大打撃を受けた観光などの地方経済を早期に回復するためにも、高速道路が繋がれば起爆剤になる」として、整備に必要な予算の確保を求めた。

平井鳥取県知事の発言に同意を示した青木副大臣は「地方創生のためにはB/Cにとらわれない新たな指標が必要。一極集中の是正のためにもミッシングリンクの早期解消は必要」と語った。

また、二階幹事長も「国土の均衡ある発展と言いながらも、そうはなっていない。ミッシングリンクの解消は大いにやらなければならない」と理解を示し、国土強靱化の推進についても平井鳥取県知事はじめ10県知事会議のリーダシップに期待を寄せた。

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