釧路管内初の高速 道東道が延伸 浦幌~白糠間3月29日に開通

[caption id="attachment_1128" align="alignleft" width="300" caption="開通記念ロードレース大会(左)との併催となった式典。熱気に包まれた"][/caption]

北海道開発局の帯広、釧路両建設部が整備を進めている北海道横断自動車道(道東自動車道)の浦幌IC(北海道十勝館内浦幌町)~白糠IC(同釧路管内白糠町)間(延長26㌔)が3月29日午後3時半に開通し、釧路管内で初の高速道路が延伸。道東道・白糠IC~道央道・千歳恵庭JCT(同千歳市)までが1本の高速道路で結ばれた。 今回の開通で、札幌市~釧路市間の所要時間は夏季で23分短縮され、4時間43分、冬季では32分短縮し、5時間38分となる。開通区間は、通行無料、設計速度100㌔/時、2車線。2005年に工事着手し、同区間を含む本別IC~釧路西IC間の総事業費は約2072億円。
白糠IC付近の本線上では、開通式と開通記念ロードレース大会が行われ、高橋はるみ北海道知事をはじめ、沿線首長や地元関係者など約276人と、ランナー約千人が参集。高橋知事は「地域住民の利便性向上や道東地域への観光客の増加、物流の効率化など様々な経済波及効果が期待される。大規模災害等の代替ルート確保の上でも、まさに命の道として大変重要な役割を果たす」と述べた。続いて、関係者らは、地元児童によるテープカットやくす玉開披が行われた後、高橋知事のスターターピストルの音を合図に、約50台の車両が、開通記念ロードレース大会のランナー約千人と同時に出発した。

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