11月1日開通 北近畿豊岡道「日高豊岡南道路」但馬空港~日高神鍋高原間 国道9号とWネットワーク形成

[caption id="attachment_10413" align="alignleft" width="300"] 上佐野トンネル内で行われた開通式典[/caption]

国土交通省豊岡河川国道事務所が整備を進めていた国道483号北近畿豊岡自動車道(総延長約70㌔)の一部、日高豊岡南道路・但馬空港IC~日高神鍋高原IC間(延長6・1㌔)が1日午後4時に開通した。

北近畿豊岡自動車道は、兵庫県北部の但馬地域と丹波地域の連携を支援するとともに、舞鶴若狭自動車道等を介して、京阪神都市圏と直結することで、地域の活性化を支援する自動車専用道路。今回の日高豊岡南道路の開通で、災害時等の交通の確保、第3次医療機関へのアクセス向上、及び観光振興への支援等の効果が見込まれる。

近畿地方整備局、兵庫県、豊岡市共催の開通式典が午前10時から、兵庫県豊岡市内の但馬空港IC付近・上佐野トンネル内で行われ、吉岡幹夫国土交通省道路局長、井戸敏三兵庫県知事、中貝宗治豊岡市長などの沿線市町村長、地元選出国会議員等約150人が出席した。
吉岡局長は「今回の開通により国道9号とのダブルネットワークが形成され、地域防災力の向上や地域観光活性化にも貢献できる」と挨拶。井戸知事は「今後、山陰近畿自動車道と接続させ、豊岡・城崎そして京都まで繋ぐことを次なる課題として皆様と共に取り組んでいきたい」と述べた。また中貝市長は「コロナ禍で観光業が大打撃を受けたが、カニシーズンに間に合った」と喜びを語った。

オープニングは地元八条コミュニティ和太鼓チームによる太鼓演奏。全但バス、八条コミュニティ、「八条小学校などからの喜びのメッセージが紹介され、またコウノトリ但馬空港、城崎温泉組合など地域観光関係者からのビデオメッセージも披露され、地元の期待の高さが感じられる式典となった。

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