11月5日 東北中央道など3団体 菅官房長官へ要望 早期全線開通と予算確保訴え

[caption id="attachment_8970" align="alignleft" width="300" caption="菅官房長官に要望書を手交する吉村山形県知事"][/caption]

吉村美栄子山形県知事が会長を務める東北中央自動車道建設促進同盟会、日本海沿岸東北自動車道建設促進同盟会、宮城・山形横断自動車国道建設促進同盟会の3団体は11月5日、菅義偉内閣官房長官、二階俊博自由民主党幹事長、由木文彦国土交通審議官、太田充財務省主計局長らと面談し要望書を手交した。

吉村知事を筆頭に、新潟県の益田浩副知事、鈴木洋金山町長、小川一博西川町長など沿線の県・市町村関係者、地域の人など関係者約20人が参加した。

東北中央自動車道については、「東根北IC~大石田村山IC」間、「泉田道路」の開通目標の提示、「相馬福島道路(霊山IC~桑折JCT)」の早期完成、日本海沿岸東北自動車道については、「酒田みなとIC~(仮)遊佐比子IC」間の早期完成、「鷹巣大館道路(北秋田市脇神~大館能代空港IC)」の早期完成、東北横断自動車道酒田線については、「月山IC~湯殿山IC」間の事業化に向けた調査・検討の着手など3路線の整備促進や、それに伴う予算の確保等を要望した。

また、湯沢市、新庄市、村上市から参加した3人は、物流効率化による農業の新たな可能性やミッシングリンク解消による観光面での効果など、それぞれの立場から想いを述べ、早期全線開通と予算確保を訴えた。

国土交通省の由木審議官は「高速道路がつながると目に見えて効果が出てくることから、事業中区間の整備を急ぎたい。開通見通しを示すことで民間投資が生まれる。早期に提示できるようにしていきたい」と述べた。

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