17年度高規格幹線道路整備状況(全高速調べ)開通延長1万1513㌔、整備率81.8%へ

前年度末の18年3月31日までの開通延長は、高速自動車国道が9782㌔、一般国道自動車専用道路が1731・3㌔、高規格幹線道路全体で開通延長は1万1513・3㌔となったことが、全高速調べで分かった。

17年度は、高速自動車国道が140・4㌔、一般国道自動車専用道路が60・1㌔、計200・5㌔が開通した。特に高速自動車国道では、新名神高速道路が12月に高槻~川西間26・2㌔、3月に川西~神戸間16・9㌔の計43・1㌔が開通。新名神による大阪~兵庫の新ルート完成が実現した。

また11月には、東北中央自動車道・福島大笹生~米沢北間が開通。東北地方では最長の栗子トンネル(8972㍍)を含む35・6㌔の待望の開通に地元は沸いた。

順調な開通が続いたことから、整備率は高速自動車国道が予定延長1万1519・6㌔に対し84・9%と、前年度比で1・2ポイント上昇。一般国道自動車専用道路も予定延長2556・2㌔に対し67・7%と、前年度比で2・4ポイント上昇した。結果、高規格幹線道路全体の整備率は、予定延長1万4075・8㌔に対し81・8%となった。

但し、都道府県別の整備現況を見ると、40都道府県で未だミッシングリンクが残されている。整備率の下位は神奈川県57・4%、北海道60・9%、高知県62・6%、山形県65・9%、東京都66・2%等となり、1日も早い整備格差の解消が望まれる。

(注)高規格幹線道路の都道府県別整備現況と、路線別の整備状況の表は、当ホームページTOP左側「高速道路の整備状況」に掲載しています。

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