2012年 利益増進事業一覧

静岡県スマートIC協議会12月21日県庁で発足式2012年12月21日

静岡県は県内のスマートIC整備促進に向けて21日、「静岡県スマートIC協議会」を新設。県庁で発足式が開かれ、会長の川勝平太知事、副会長の鈴木康友浜松市長ほか、新東名・東名高速道路沿線首長ら21人が出席し、新組織の誕生を祝った。

発足式では川勝会長が「効率的に整備できるスマートICへの期待は大きい。建設を促進し、県内の交通ネットワークの高度化につなげて行きたい」と挨拶した。

協議会によると、県内で供用中のスマートICは現在4カ所。ほかに3カ所が事業中となっており、今年度新たに6カ所の新規採択を目指している。協議会は今後、整備促進のための予算確保等を国に強く求めて行く方針。

 

石川県スマート・追加IC整備促進部会設立初代会長に能美市長2012年12月05日

石川県は11月13日、北陸自動車道の利便性向上に向けて「石川県スマート・追加IC整備促進部会」を設立した。初代会長に酒井悌次郎能美市長、副会長には和田愼司小松市長、顧問には谷本正憲石川県知事と山田憲昭石川県議会議長が選任された。

今後、国や政府関係機関に対し、必要な財源の確保、能美市内への新たなスマートIC新設、安宅スマートICのフルインター化・24時間化等を要望して行く方針。

設立総会で酒井会長は「昭和43年、北陸道第一号の杭打ちが能美市内であったものの、残念ながら能美市内にはICがない。微力ながら、事業目的の推進に向けて努力したい」と挨拶した。

スマート・追加ICの整備促進を目指す団体は、北海道・秋田県・神奈川県・山梨県が設立済。今年度内を目途に約20団体が立ち上がる予定となっている。

「東京湾アクアライン海ほたるPA」12月27日リニューアルオープン!(関東支社)/NEXCO東日本2012年11月27日

「東京湾アクアライン海ほたるPA」12月27日リニューアルオープン!(関東支社)[NEXCO東日本]

駿河湾沼津スマートICで要望2012年07月24日

沼津市の栗原裕康市長は24日、新東名・駿河湾沼津スマートICの設置について、国等への要望活動を実施。地域住民の利便性向上や高速道路の有効活用、更には大規模災害時の救急支援のため、早期設置を訴えた。

新東名開通後、1カ月で200万人を超える人々が訪れ、盛況となっている駿河湾沼津IC。ここにスマートICに設置しようと地元では勉強会での検討が進む。

こうした状況を踏まえ、栗原市長は津島恭一国土交通大臣政務官に「東海地震等の大規模災害時の集結拠点としての活用に加え、静岡県東部地域の更なる発展にも貢献する。早く連結許可を」と要請。津島政務官も「東名とのダブルネットワークとして新東名への期待は高い。IC設置の地方の声は十分認識している」と理解を示した。

関西地域に初のスマートIC「大和まほろば」4日開通~奈良県~2012年07月04日

4日、関西初となるスマートインターチェンジ(IC)、「大和まほろばスマートIC」(名古屋側出入口)が奈良県大和郡山市に誕生した。午前11時の開通前に開かれた記念式典には奈良県の荒井正吾知事や関係者約150人が出席。テープカットなどで待望の開通を祝った。

大和まほろばスマートICは、西名阪自動車道・法隆寺~郡山間に位置し、幹線道路である大和中央道に接続。同ICの近くには100以上の企業が集まる昭和工業団地があり、製品の搬送時間短縮や国道の渋滞緩和が期待されている。

式典で荒井知事は、「奈良の企業立地は近年好評で、毎年20件を超える。特にこの辺りは人気が高いため、このスマートICも大変大きな魅力の一つになってくると思う」と自信を見せた。

同スマートICは平成21年3月19日に連結許可を申請、同年6月30日に連結許可。23年8月11日に着工。今回開通するのは名古屋側出入り口で、26年3月を目標に整備している大阪側出入口が完成するまでは当面ハーフICとして営業する。総事業費は32億4千万円。

北陸道・三条燕~仲之島見附間栄スマートIC14日開通

7月14日午後3時、北陸自動車道・栄パーキングエリアに整備していたスマートICが開通する。栄スマートIC(新潟県三条市)は、三条燕ICと中之島見附ICの間に設置され、ETC搭載の全車両が利用できる。24時間通行可能。

同ICの開通により、近くにある川通工業団地への所要時間が現在の中之島見附IC利用時に比べて20分短縮され、16分になる見込み。同日は午後12時30分から、栄PAで開通記念式典が催される予定となっている。

同スマートICは平成21年3月19日に連結許可を申請、同年6月30日に連結許可。22年11月15日に着工。

求められる追加IC

スマートICは7月5日現在、全国で62カ所がオープン。32カ所が事業中となっている。一方、地域活性化ICは23カ所がオープン、27カ所が事業中となっている。

両ICはともに、地域からのニーズは高いものの、そもそも高速道路のない自治体には整備は不可能。また、整備の前提となるB/Cが壁となり、事業に踏み出せない潜在ニーズがまだまだ存在している。

しかし、スマートICの整備に充てられてきた利便増進事業費は当初の3000億円が、高速道路の通行割引や東日本大震災の復興のため国庫に返納されたことなどから、現在1400億円に目減りしている。さらにこの4月、17カ所に新たな連結許可が出たことから、事業費は近く枯渇するものと見られている。

全高速では、追加ICの整備や改築を求める地域の声を集約するため、自治体と連携し、①恒久的な制度化②必要財源の確保③B/C、設置要綱の緩和を要請するスマート・追加IC協議会を立ち上げ、政府、国などに強く訴える方針を固めた。今後、全国200カ所から110カ所へと目標値を削減されたスマートICの復活とさらなる増設を目指す。

47都道府県の追加IC設置状況PDF:235KB

西名阪自動車道・大和まほろばスマートICが7月4日午前11時に開通2012年06月20日

奈良県とNEXCO西日本関西支社は、関西初のスマートICとなる西名阪自動車道・大和まほろばスマートインターチェンジ(名古屋側出入口)が、7月4日午前11時に開通すると発表した。

同自動車道・法隆寺ICから東側約3㌔、郡山ICから西側3㌔(奈良県大和郡山市椎木町及び池沢町)に設置され、幹線道路の県道大和郡山広陵線に接続する。名古屋側出入口方面のみの部分開通となり、大阪方面への流入、大阪方面からの流出はできない。なお、大阪側出入口は平成25年度末に開通予定。料金所はなく、通行料金は郡山料金所または、天理本線料金所で支払う。通常通行料金は、均一料金制で、郡山(3.1㌔)、天理(6㌔)の両ICともに普通車400円、大型車550円。

平成21年6月30日に連結許可、平成23年8月11日から事業着手。平成24年1月25日に「安堵郡山西スマートIC(仮称)」から、「大和まほろばスマートIC」に正式名称が決定した。

今開通により、輸送時間の短縮や定時性が確保され、昭和工業団地など近隣の工業団地で、生産性の向上が期待される。

西名阪自動車道大和まほろばスマートIC(名古屋側出入口)が平成24年7月4日(水曜)に開通/NEXCO西日本2012年06月11日

西名阪自動車道大和まほろばスマートIC(名古屋側出入口)が平成24年7月4日(水曜)に開通します[NEXCO西日本]

全国のスマートICと地域活性化ICの整備現況(全高速調べ)2012年06月05日

全国高速道路建設協議会はこのほど、全国のスマートインターチェンジ(IC)と地域活性化ICの整備現況をまとめた。

両ICは、IC間隔の短縮と、地域に開かれた高速道路づくりを目的に国土交通省が整備を進めているもの。

スマートICは平成16年度、ETC車両専用ICとして、「SA・PA接続型」での社会実験がスタート。平成18年10月1日に、東北道・福島松川PAなど18カ所で全国初の本格導入がなされた。21年度には、社会実験を経ずに導入する箇所9エリアにも連結許可が出された。

また、21年度にはスマートICの増設を計画的に進めるために、「利便増進計画」がスタート、19カ所に連結許可が出された。今春開通の新東名高速に誕生した静岡SA、浜松SAを加え、今日までに61カ所が開業、33カ所が事業中となっている。

一方、地域活性化ICは、地方公共団体が一般道路事業と地方道路公社による有料道路事業を組み合わせた高速自動車国道の追加IC整備を行うもので平成12年度に創設された。スマートICとともに4月20日に新たな事業許可が出され、これまでに23カ所がオープン、27カ所が事業中となっている。

全高速では、高規格幹線道路のミッシングリンク解消とともに、ネットワーク機能の向上に資するこれら簡易ICの増設を推進するため、その財源確保などを6月13日に開催する第48回総会でも決議する方針としている。

【写真】静岡SAスマートIC(上り線)

■スマートIC一覧PDF:534KB

■地域活性化IC一覧PDF:216KB

東海環状自動車道鞍ヶ池スマートICが24時間ご利用可能に[NEXCO中日本]2012年05月25日

東海環状自動車道鞍ヶ池スマートインターチェンジが24時間ご利用いただけるようになります[NEXCO中日本]

国土交通省が事業許可~新規路線5区間、4車線化6区間2012年04月20日

●スマートIC新たに17ヵ所

国土交通省は20日、抜本的見直し区間となっていた新名神高速道路と、事業主体が決まっていなかった東京外かん、名古屋環状2号線などの新規路線をはじめ、執行停止となっていた4車線拡幅区間、スマートICについて、道路整備特別措置法第3条に基づき、NEXCO3社に事業許可を出した。

新たに建設が開始されるのは、新名神・大津JCT~城陽JCT(25㌔)、同・八幡JCT~高槻JCT(10㌔)。東京外かん・中央JCT~大泉JCT(10㌔)、同・中央JCT~東名JCT(6㌔)、名古屋環状2号線・名古屋西JCT~飛島JCT(12㌔)の5区間。

4車線化するのは、上信越道・信濃町~上越JCT(38㌔)、館山道・木更津南JCT~富津竹岡(21㌔)、三陸道(仙塩道路)・仙台港北~利府中(8㌔)、東海北陸道・白鳥~飛騨清見(41㌔)、高松道・鳴門~高松市境(52㌔)、長崎道・長崎芒塚~長崎多良見(8㌔)の6区間。

新名神は平成15年、道路公団民営化の審議過程の中で抜本的見直し区間に指定。東京外かんと名古屋環状2号線については平成21年の第4回国幹会議で整備計画に策定されたものの予算措置がつかず、建設が凍結されていた。

4車線化区間のうち6日、前田大臣が他区間と同様着工の意向を示した湯浅御坊道路については、一般有料道路となるため、社整審などでの審議が必要となる見込み。

さらにスマートICについては関越道・寄居PA、同・上里、北陸道・長岡北、日沿道・新潟東、中央道・笛吹、東名・愛鷹、新東名・遠州森町、北陸道・小谷城、新名神・鈴鹿PA、舞鶴若狭道・敦賀南、新名神・宝塚北、四国横断道・松茂、九州道・城南、長崎道・木場、長崎道・小城PA、東九州道・行橋PA、東九州道・上毛PAの17カ所が新たに設置される。

●追加ICにも連結許可

国土交通省は20日、新直轄高速道路に整備する、追加インター12カ所について、連結許可を出した。新設されるのは、日沿道・小坂西、東北中央道・大笹生、東北中央道・米沢中央、同・東根北、同・村山北、同・村山大石田、中部横断道・身延山、近畿道・すさみ西、中国横断道・三良坂、同・吉田、東九州道・佐伯南、同・野方の各インター。県内に今回最多の4カ所新設が決まった山形県の吉村美栄子知事は「東北中央道と市街地とのアクセス性を向上し、地域産業の発展や観光促進、また緊急患者の搬送時間短縮などの様々な効果により、地域の発展に大いに寄与するものと期待している」とコメントした。

北陸自動車道白山インターチェンジ開通を記念して先着5台に通行証明書を贈呈します/NEXCO中日本2012年04月11日

北陸自動車道白山インターチェンジ開通を記念して先着5台に通行証明書を贈呈します[NEXCO中日本]

「ITSスポット」を活用して物流を効率化<実証実験がスタート>2012年03月05日

国土交通省は、「博多アイランドシティ次世代物流研究会」(以下=物流研究会)と官民連携による「ITSスポット」を活用した初の物流効率化の実証実験を、2月20日から来年度いっぱい行う。

実証実験では、九州地方の「ITSスポット」で、物流事業者の実験車両のプローブ情報を収集し、このデータをリアルタイムで物流研究会へ情報提供する。

一方、物流研究会は、物流車両の到着時刻、予測を納品先に事前に知らせることで、荷物の積み替えを行う荷受けスペースの確保や、従業員の計画的配置などの効率化を図りたい考えだ。

実験に参加する運送事業者は、アートバンラインと北部輸送。納品先となる参加機関は、家電量販店のヤマダ電機、ベスト電器、コジマの3社。

国土交通省では、今回の実証実験で納品の効率化、高度化を図るとともに、車両の走行履歴や急ブレーキなどの履歴から、安全で安心な荷物配送のための運行管理の高度化をすすめたいとしている。

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日本マクドナルドは、道路新産業開発機構と民間企業25社共同による「ITSスポット」を活用した次世代ドライブスルーの実証実験に協力する。

実証実験は、3月5日~16日までの平日10日間、実証設備を導入したマクドナルド「つくば研究学園店」でテスト車両を使って実施。ドライブスルーの窓口でしかできなかった注文が、車中のカーナビでできるほか、手持ちのカードでキャッシュレス決済も可能。商品やキャンペ-ン情報をカーナビから提供することで、同社商品の販売促進について検証する。

北陸自動車道・地域活性化インターチェンジ・白山IC4月21日に完成2012年03月05日

石川県とNEXCO中日本が地域活性化インターチェンジとして平成21年10月から工事を進めてきた、北陸自動車道・白山IC(石川県白山市中新保町)が4月21日(土)に完成する。利用開始時間、開通式典の詳細は後日発表。

また、金沢外環状道路海側幹線(同県白山市乾町~金沢市福増町間)(延長4.1㌔)の側道部も同日開通。

今開通により、金沢西IC利用者が、国道8号に集中していた慢性的な交通渋滞は緩和され、渋滞による年間4.7億円の経済損失の削減が期待される。交通の円滑化に寄与するとともにCO2排出量の約830㌧/年削減にも貢献する。また、同IC周辺の工業団地から北陸道へのアクセスが改善され、時間短縮による物流の効率化が図られる。

通常通行料金は、同IC~金沢西IC間・普通車200円、大型車250円。

なお、同社は完成を記念して、利用者を対象に、抽選でマイレージポイントなどが当たるキャンペーンを企画中。詳細は後日発表する。

北陸自動車道白山(はくさん)IC(地域活性化IC)が完成/NEXCO中日本2012年02月27日

北陸自動車道白山(はくさん)インターチェンジが完成します[NEXCO中日本]

2月4日東北自動車道・蓮田スマートIC開通式典2012年02月04日

蓮田市(中野和信・市長)とNEXCO東日本関東支社は、東北自動車道・蓮田スマートIC(埼玉県蓮田市大字黒浜)が立春の4日午後3時から開通することに伴い、開通式を現地で開催した。

同スマートICは、岩槻ICから7.6㌔、久喜ICから7.4㌔の2つのICのほぼ中間に設置され、東京方面に向う上り線に入口、下り線に出口が設けられた。

開通式典には、中野市長、市議、県議、地元選出国会議員、沿線市長、地元住民ら約120人が出席。中野市長は「周辺地域にとって東京方面への利便性が格段に向上する。また、蓮田ブランドを多くの皆様に知って頂き、東京方面からの集客を図る施策を展開することで、地域活性化につながると確信している」と期待を述べた。

式典終了後、同市立黒浜小児童による鼓笛隊パレード、中野市長や地元選出国会議員らによるテープカット、くす玉割り、交通安全祈願が行われ、上り線の入口を通り初めし、開通を祝った。

なお、同市は、開通後5日間で1日平均1271台の利用があったことを発表したが、今後、2500台前後の利用を目指している。

2011年12月17日供用新津西スマートIC(新潟市秋葉区福島地内)開通式2012年01月15日

新潟市とNEXCO東日本が磐越自動車道・新津IC~新潟中央JCT間と、国道403号の交差箇所で整備を進めてきた「新津西スマートインターチェンジ」(秋葉区福島地内)が、昨年12月17日(土)午後3時から供用した。

同日午後1時から行われた開通式典には、地元選出国会議員や市議会議員ら約40人が出席し、くす玉割りやテープカット、通行式を行い、供用を祝った。

篠田昭・新潟市長は「より多くの皆さんから、このスマートICを利用してもらい、魅力あふれる秋葉区に、ぜひお越しいただきたい」と挨拶。

 

また、開通の記念品として、スマートIC利用者に、地域の厚意により地場産の鉢植えがプレゼントされた。

新津西スマートICは、黒埼、豊栄に続く市内3ヵ所目のスマートICで、新潟市中心部へ向うために磐越道を利用したり、同市中心部から国道403号を利用できるハーフIC(一旦停止型)で、24時間利用可能。

なお、同スマートIC開通後1週間の利用台数は、12月25日までに延べ9680台となっている。

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