2013年9月 全高速トピックスバックナンバー

早期全線開通に向けて気勢/九州中央道建設促進協議会・九州中央道期成会2013年09月25日

九州中央自動車道建設促進協議会(会長=河野俊嗣宮崎県知事)と、九州中央自動車道建設促進期成会(熊本県側会長=工藤秀一山都町長、宮崎県側会長=首藤正治延岡市長)は8月23日、宮崎県延岡市の延岡市北方文化センターで、「九州中央自動車道建設促進地方大会」を開催した。

大会には、河野知事をはじめ、沿線の福岡県、大分県、宮崎県、鹿児島県、北九州市から総勢約1100人が参加し、東九州自動車道の早期全線開通に向け、予算の安定確保等を求めた。

冒頭、国土交通省九州地方整備局の山内正彦道路部長が「未来を拓く九州中央自動車道の現状と今後」をテーマに基調講演。

その後、代表挨拶で河野知事は「高速道路は経済・物流・観光にとって大事。『命の道』として防災や救援等で大変重要」と述べ、整備状況について「供用9%、事業中34%で、56%が事業着手もされておらず、前に進めていきたい」と意欲を述べた。

続いて、沿線住民の意見発表では、串間の道を考える女性の会の齋藤チヅ子会長が「日南~串間~志布志間の一刻も早い事業着手を!」と題し、最も整備が遅れている本区間の切実な現状を訴えた。

九州中央自動車道・嘉島~北中島間早期完成、北中島~矢部間の供用予定年度の明示と早期完成、

未事業化区間・矢部~蘇陽~高千穂間、日之影~蔵田間の早期事業化等を骨子とする大会決議は、参加者全員の盛大な拍手とガンバロー三唱により満場一致で承認された。

地域づくりに向けた運動展開へ「高速道路ネットフォーラム」/秋田県と秋田日沿道早期建設期成同盟会2013年09月25日

秋田県(佐竹敬久知事)と秋田日本海沿岸東北自動車道早期建設期成同盟会(会長=渡邊靖彦秋田県商工会議所連合会会長)はこのほど、秋田県庁で「高速道路ネットワークを利用した地域づくりフォーラムinあきた」を開催した。

日本海沿岸東北自動車道・遊佐~象潟間の新規事業化や、東北中央自動車道・昭和~雄勝こまち間の計画段階評価に向けた調査開始が決定し、県内の高速道路ネットワークの完成に目処が立ったことから、官民を挙げて祝うとともに、将来の秋田の地域づくりに向けた運動を今後も幅広く展開するために開催。

フォーラムには、佐竹知事や同同盟会副会長の村岡淑郎秋田県商工会連合会会長をはじめ、同じく副会長の佐藤暢男秋田経済同友会代表幹事の他、県選出国会議員や県議会議員など約220人が参加。

佐竹知事は「今後も事業中区間の早期整備や東北中央道・昭和~雄勝こまち間の平成26年度の新規事業化に向け、力を合わせて取り組んでいく」と挨拶。

その後、元ラグビー日本代表、前明治大学ラグビー部監督で男鹿市出身である吉田義人氏が「世界を駆け抜けてきて」をテーマに基調講演を行った。また、日景石油の日景賢悟代表取締役社長や髙久臣一湯沢商工会議所会頭らによる意見発表も行われた。

新直轄方式で事業中の日沿道・大館北~小坂間の本年中の供用開始や、二ツ井白神~あきた北空港間を隣接する「鷹巣大館道路」の供用に合わせ早期整備、東北中央道・新庄市昭和~雄勝こまち間の平成26年度新規事業化等を骨子とする大会決議を佐藤副会長が朗読。全会一致で採択された。

「イノベーションNAGOYA2013」名古屋・金沢で展示会2013年09月15日

中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋は11日・12日、名古屋国際会議場白鳥ホール(第一会場)と名古屋大学東山キャンパス(第2会場)で、高速道路の建設・管理で培ったノウハウ・技術等を活かした商品の数々を展示する「イノベーションNAGOYA2013」を開催。また、17日(午前10時~午後5時)・18日(午前10時~午後4時)にも、金沢流通会館大ホール(石川県金沢市)で開催する(入場無料)。

屋内展示会場には、高速道路の構造物や付帯設備施設の保全管理で活躍する様々な商品・技術約40点を展示。また1日3回、NEXCO中日本グループの商品・技術について写真やデータ、実像映像等を交えたプレゼンテーションを行う。

17日午後1時30分から、岩井善郎福井大学理事・副学長が「鋼構造物における劣化状況診断と点検のあり方」をテーマに講演を行う。18日は午後1時30分から、関啓明金沢大学理工研究域機械工学系教授が「点検にも応用できる位置検出技術」をテーマに講演を行う。

詳細についての問い合わせは同社電話052(212)4551。

千代田線に車内広告・紀勢線広くアピール/三重県2013年09月13日

「首都圏の皆さんに、地方の高速道路の必要性を理解してほしい」三重県は13日から、東京メトロに近畿自動車道紀勢線の必要性を訴える車内広告の掲示を始めた。掲載期間は10月12日まで。

この広告は、「近畿自動車道紀勢線は、地域にとって「活力、暮らしの安全・安心を支える『新たな命の道』となる」と説明する内容となっている。合わせて、「熊野古道・伊勢道の“現代版”である紀勢線の全線開通で、紀伊半島の魅力が繋がります」と、伊勢神宮や熊野古道、七里御浜海岸など三重の観光地を紹介している。

目に付きやすいよう、満席で立っている乗客が溜まりやすい全車両の中央出入口近くの窓上に、広告は掲示されている。

今回、広告を作成した三重県では、「紀伊半島を一周する近畿自動車道紀勢線は未事業化区間があり、ミッシングリンクの早期解消は地域の悲願。これまでも国などへ要望してきたが、地方の実情をさらに広くPRするため、東京メトロの車内広告を計画した。一人でも多くの方に、紀勢線の早期全線開通について考えて頂ければ」と期待を寄せている。【写真=広告が掲示された千代田線の様子】

高速道路防災拠点化高知道・南国SAをモデルケースに様々な取り組み2013年09月05日

高知自動車道・南国SAは、「東南海・南海地震応急対策活動要領」(平成19年3月20日・中央防災会議幹事会)において、警察庁、消防庁及び防衛省の各部隊の活動に必要となる「進出拠点」のひとつとして位置づけられている。

NEXCO西日本では、休憩施設を防災拠点として活用していくためのモデルケースとして、同SAで、関係機関と連携した訓練の実施や必要となる設備の整備の検討など様々な取組みを行っている。

取組みのひとつとして6月2日には、災害を想定した陸上自衛隊の燃料補給、車両整備基地の設置・運用訓練を実施した。また、事故等が発生した場合の緊急車両の出入りに活用するほか、災害発生時の高速道路と一般道との道路機能の相互活用及び近接する災害拠点病院である高知大学医学部付属病院を結ぶ緊急開口部の設置も行った。

NEXCO西日本では今後、「さらに防災拠点として活用が図られるべく、救援先となる高知県などの自治体と連携し、整備を進めて行きたい」と話している。

◎鈴木英敬三重県知事が全高速副会長に就任2013年09月05日

三重県の鈴木英敬知事は、8月21日に開かれた全国高速道路建設協議会(会長=横内正明山梨県知事)第49回大会で、同協議会の副会長に就任した。鈴木知事は「幹線道路網の整備は、国土強靭化対策として三重県はもとより国の最重点の課題のひとつである。

これまでも隣接する府県や関係市町とともに国等へ、幹線道路網の整備を強く訴えてきているが、副会長として、微力ではあるが全国のミッシングリンク解消並びに全国の幹線道路網の整備促進に向け、これまで以上にしっかりと取り組んでいきたい」として立候補。

全高速の幹事会、正副会長会などで審議が行われていた。鈴木知事の副会長就任により、全高速の副会長は14人体制となった。

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