2014年3月 全高速トピックスバックナンバー

全高速スマート委員会新補助制度等で活発に意見交換2014年03月25日

全高速のスマート・追加IC事業推進委員会は25日、東京・平河町の都道府県会館で委員会を開き、平成26年度から導入されるスマートIC整備支援の新たな補助制度等について意見交換した。

スマートIC整備については、これまでリーマンショック時の緊急経済対策として導入された利便増進計画の事業費を用いながら進められてきた。しかし、利便増進計画は25年度で終了。26年度以降の整備費をどうするかが課題となっていた。

新補助制度では、整備費の半分を国が機構に補助。機構は高速道路会社に無利子貸付を行う。残る半分は会社が自主的に資金を調達する。料金所外側、アクセス道路など地方負担は従来通りとなる。同制度については、今国会に出されている道路法改正案に盛り込まれており、近く国会審議が始まる見通し。

法案成立後、国では速やかに実施計画書に関わる新たな制度要綱をまとめる考えだ。

委員会では今後、スマートIC整備は補助制度のもと単年度予算となることから、継続的な整備予算の確保に向け、既存ICの利用促進等にも取り組んでいくことなどを確認した。

東北中央道の東北最長「栗子トンネル」3月22日に貫通祝賀式2014年03月22日

福島県福島市と山形県米沢市を結ぶ東北中央自動車道・「栗子トンネル」が3月22日に貫通し、現地で貫通式が行われ、根本内匠復興大臣、佐藤雄平福島県知事や吉村美栄子山形県知事、国、山形、福島両県の関係者ら約370人が出席した。「栗子トンネル」の全長は8972㍍・幅9.5㍍で、全国で5番目、東北最長のトンネルとなる。平成21年に掘削を開始し、約4年7カ月を要する難工事だった。総事業費な約165億円。平成29年度の供用予定。

貫通式はそれぞれの県境で行われ、その後、貫通地点を挟んで佐藤知事や吉村知事、国会議員らがカウントダウンの後発破ボタンを押した。「ドーン」という爆音がトンネル内に響きわたり、出席者らは万歳三唱で貫通を祝った。両方から通り初めが行われ、貫通地点で両知事はがっちりと握手を交わした。トンネル坑内で行われた祝賀式で、佐藤知事は「東日本大震災を経験し、災害に強い道路網の整備がいかに重要かを改めて認識した。福島、山形両県の間の未来への扉がさらに開いた」と述べた。吉村知事は「両県のみならず、経済や観光などで東北の発展に寄与する。1日も早い供用開始を待っている」と期待を込めた。

◆3/17開催・講演会「道路の長期保全及び更新について」の参加申込みの受付は終了致しました。2014年03月03日

◎応募が定員になりましたので、申込受付は終了させて頂きます。

NPO法人道路の安全性向上協議会と全国高速道路建設協議会は3月17日午後1時30分から、都道府県会館101大会議室(東京都千代田区平河町2-6-3)で、講演会「道路の長期保全及び更新について」を開催する。

東京大学名誉教授・内閣府総合科学技術会議SIPプログラムディレクター(政策参与)の藤野陽三氏が「高速道路の長期保全及び更新のあり方」、中日本高速技術マーケティング代表取締役の上東泰氏が「道路の長期保全のための補修、補強技術について」をテーマに、それぞれ講演を行う。参加費無料、定員160人。

参加ご希望の方は、全高速ホームページで配布の申込み書(PDF)に必要事項を記入の上、当協議会宛メール(zenkousoku@zenkousoku.com)またはFAX(03-5212-9148)で申し込む。

パーマリンク