2020年財投計画 高速道路に1.24兆円計上

財務省は20日、20年度の財政投融資計画案を発表した。前年度比0・8%増の13兆2195億円で3年ぶりの増加。このうち、インフラ整備の加速等に2兆3779億円を配分し、高速道路の整備や機能強化等に努める方針だ。

18年度より、日本高速道路保有・債務返済機構に対して超長期の財政融資資金を活用し、生産性向上や防災・減災対策のための高速道路ネットワークの整備の加速を目指している。20年度の経済対策を進める上でも、機構に対して財政融資資金を活用。更に今回、高速道路会社にも財政融資資金を配分し、高速道路の更新事業等の加速も目指していくこととなった。

財政融資資金の配分額を見ると、機構に8600億円のほか、政府保証1200億円も付けて計9800億円を計上。高速道路会社への配分額1200億円と合わせて1兆2400億円を高速道路事業に充てる。具体には、先に選定された暫定2車線区間の4車線化優先整備区間の整備を実施する。

新名神・大津~城陽間、八幡京田辺~高槻間の6車線化については、19年度補正予算案に盛り込まれた財政融資5500億円により着実に実施していくこととしている。

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