212市町村で構成する「近畿国道協議会」早期整備求めて気勢 東京で7年ぶり総決起大会を開催

[caption id="attachment_2133" align="alignleft" width="300" caption="がんばろう三唱で気勢を上げる出席者"][/caption]

福井県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県の212市町村で構成する「近畿国道協議会」は24日、東京・永田町で「15年度総決起大会」を開催。近畿圏を走る中部縦貫自動車道や京都縦貫自動車道、北近畿豊岡自動車道、京奈和自動車道といった高規格幹線道路と、地域高規格道路の早急な整備を求めて気勢を上げた。

「近畿圏の熱い思いを、やはり中央に伝えたい」と7年ぶりに東京で開かれた大会には、自治体関係者約300人に加え、衆参国会議員が約40人出席。会の冒頭では会長の尾花正啓和歌山市長が「地方創生の政策を立てる上で重要な骨格になるのが道路」と述べ、出席者により一層の支援を呼びかけた。

また、応援に駆け付けた国会議員も「近畿全体のネットワークの充実が、今何より重要」(うえの賢一郎国土交通政務官)、「これまで叫び続ける一方だったが、努力を重ねているうちに今年度は開通式が続き嬉しい悲鳴が上がっている」(二階俊博自民総務会長)と来年度予算の積み増しに向け、一層努力する考えを示した。

同協議会では今回、近畿圏で発現しているストック効果や、新聞に掲載された地元の声を集約した資料集を特別に製作。来賓に配布し、「ネットワークでストック効果はさらに高まる」と各国道協議会代表が内容を丁寧に説明した後、来年度予算の大幅増額、道路インフラの老朽化対策、社会資本整備総合交付金の制度・予算規模拡充を求める7項目の決議を発表。がんばろう三唱で締めくくった。

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