3月9日同時開通 釧路外環状道路・釧路東~釧路別保間、地域高規格道路・上別保道路・釧路別保~河上郡標茶町字阿歴内間 酪農産業の発展を支援

国土交通省北海道開発局釧路開発建設部(伊藤晃部長)は5日、釧路外環状道路(延長16・8㌔)の釧路東IC~釧路別保IC間(延長6・9㌔)と、地域高規格道路である釧路中標津道路(一般国道272号)全長約100㌔の一部を構成する上別保道路(延長7・8㌔)・釧路別保IC~川上郡標茶町字阿歴内間(延長6・6㌔)が3月9日午後3時に同時開通すると発表した。

当日午前10時から富原小学校で開通記念式、11時30分から釧路東IC付近の本線上でテープカットや通り初め式を開催する。両区間は片側1車線、通行無料。

今回の開通により、釧路港と酪農地域とのアクセス性が向上し、釧路港整備と連携した飼料の効率的な供給や、生乳の安定的な輸送が可能になり、酪農産業の発展を支援する。また、交通事故の発生や急カーブ箇所が複数ある並行する国道を回避することで、輸送安全性の向上を支援するほか、インバウンド観光客に人気の観光地への更なる来訪者数増加が期待され、釧路・根室地域の観光活性化を支援する。

釧路外環状道路は、1995年に事業化。全体事業費は953億円。上別保道路は07年に事業化。全体事業費は53億円。

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