3月9日開通 復興・支援道路2区間が同時に 三陸沿岸道路・釜石~釜石両石間、東北横断道「釜石道路」釜石JCT~釜石西間

国土交通省南三陸国道事務所(折笠徹所長)は8日、復興道路 復興支援道路のうち、三陸沿岸道路・釜石南IC~釜石両石IC間(延長14・6㌔)と、東北横断自動車道「釜石道路」釜石JCT~釜石西IC間(延長6㌔)の約20㌔が3月9日に同時開通すると発表した。あわせて開通区間に関連するIC名称を、釜石西ICは「釜石仙人峠IC」に、そのほかのJCT・ICは既存の通りの名称に決定した。

今回の開通により、吉浜釜石道路(延長14㌔)と釜石道路(延長6㌔)は全線開通し、三陸沿岸道路と東北横断自動車道が連結。岩手県南部の高速道路ネットワークが直結し、物流効率化で岩手県の産業活性化を支援し、復興を牽引する。

また、岩手県・沿岸南部地域の観光入込客数は、震災後横ばい傾向の中、インバウンドは震災前の約7倍に増加している。花巻空港などの交通拠点とのアクセス性や周遊性の向上により、沿岸地域の持続的な観光振興を支援する。そのほか、釜石市は「ラグビーワールドカップ2019」の東北唯一の開催地。開通により、会場から宿泊施設や空港・駅などへのアクセス性向上が図られ、大会の成功を支援する。

今回全通する「釜石道路(延長6㌔)の総事業費は約280億円、吉浜釜石道路(延長14㌔)は約868億円。釜石山田道路(延長23㌔)は約1038億円。残る釜石北IC~大槌IC間(延長4・8㌔)は19年度の開通を予定している。

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