3県連携へ活発に意見交換「三遠南信サミット2016in東三河」開催 三遠南信道早期全通など宣言

[caption id="attachment_3180" align="alignleft" width="300" caption="サミット宣言の後、握手を交わす各代表"][/caption]

愛知県東三河地域と静岡県遠州地域、長野県南信州地域の自治体や経済団体などで構成する「三遠南信地域連携ビジョン推進会議(SENA)」(会長=鈴木康友浜松市長)は先月15日、愛知県豊橋市で、三遠南信地域の一体的な振興について議論する「第23回三遠南信サミット2016in東三河」を開催。

同地域の35市町村の首長や議員、49商工会議所・商工会などのほか、地域住民ら約600人が一堂に会し、「県境連携の蓄積を活かした三遠南信地域の創生~ともに生きる未来を目指して」をテーマに、全体会や4つの分科会などで意見交換が行われた。

全体会の冒頭、鈴木会長は「道路やリニアなどハード面と並行し、特産品の販売網の整備や、地域文化の振興などソフト面も進めたい」と挨拶。

全体会では、三遠南信自動車道開通時の経済効果の試算を発表したほか、特産品ウェブサイト「三遠南信特産品GUIDE」を開設するとした。

続いて、「道」「技」など4分野で分科会が開かれ、「道」の分科会には、新東名の豊田東~浜松いなさJCT間が13日に開通したばかりとあって、多くの人が詰めかけ、関心の高さを示した。

新城ICが開設された新城市の穂積亮次市長は「奥三河の大きなチャンス」と期待を示したほか、南信州地域の団体は「地域経済の発展、命の道となる三遠南信自動車道の整備に向け、この地域で連携したい」と意欲を示した。

サミット宣言では、三遠南信自動車道の早期全線開通、浜松三ヶ日・豊橋道路の早期実現などを目指す提言活動や、飯田線の利用促進に向けた取組み、地域の無形民俗文化財を活かした日本遺産の登録などを盛り込んだ。

パーマリンク