9月13日那智勝浦IC~市屋間開通で「那智勝浦新宮道路」が全通 「紀の国わかやま国体」に弾み

[caption id="attachment_2444" align="alignleft" width="300" caption="那智勝浦ICで行われた開通式典"][/caption]

和歌山県新宮市と那智勝浦町を結ぶ「那智勝浦新宮道路」の那智勝浦IC~市屋間(延長6.3㌔)が13日午後5時に開通し、「那智勝浦新宮道路」(延長15.2㌔)は全線開通した。

開通に先立ち、午後2時から、那智勝浦ICで行われた開通式典には、仁坂吉伸和歌山県知事をはじめ、関係自治体の首長や地元国会議員、地元住民ら約700人が出席し、開通を祝った。

仁坂知事は「ようやくここに至った。ただ、市屋の向こう側は国道42号しかない。特に津波などの災害時には、交通が孤立してしまう状態になるだろう。命の道という点からも、紀伊半島一周の高速道路を早く完成するよう、国に要請していく」と挨拶した。寺本眞一那智勝浦町長は「この道路は、紀伊半島大水害の復旧と復興に大きな役割を果たした命の道だ。1日も早く紀伊半島一周の高速道路が全線開通するよう、全力で取り組む」と力強く述べた。

仁坂知事ら関係者は、テープカットやくす玉を開いて完成を祝い、県警の白バイやパトカーを先頭に、関係者らの車両がパレードした。

今回開通した区間は、10年に工事着工。今月26日開幕の「紀の国わかやま国体」にあわせた開通を目指し整備を進めていた。同道路の全線開通により、太地町や串本町方面、新宮市立医療センターなどへのアクセスが向上し、観光と救命救急、防災の効果が期待される。

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