[caption id="attachment_6290" align="alignleft" width="300" caption="協定を締結する寒河江新潟支社長(右)と髙橋新潟大学学長"][/caption]
新潟大学とNEXCO東日本新潟支社は1日、同支社の会議室で、研究成果の社会への還元促進、相互の発展と社会・地域への貢献を進めることを目的とした「組織的な産学連携推進に関する協定」を締結した。同社新潟支社では初めての大学との連携協定となり、連携協定に基づく経済学部との連携はNEXCO東日本で初めてとなる。
協定締結式で、寒河江勝彦新潟支社長は「工学分野に限らず高速道路に関する幅広い分野を連携の対象としており、総合大学である新潟大学の力をお借りしながら、新潟への地域貢献につながる研究及び活動を進めていきたい」と述べ、髙橋姿学長は「インフラ関係の企業との協定としては本学第一号であり、地域に根差した総合大学として、幅広い分野での教育研究成果を新潟県の発展に役立てたい」と述べた。
協定内容は、新潟の地域特性を生かした研究及び研究成果の活用や、教育・人材育成の推進、相互支援など。今後、観光振興や地域活性化に貢献できる高速道路SA・PAの将来像や、塩害による影響を受けにくいコンクリート補修材料の開発、老朽化に伴う高速道路の構造物における総合的なリスク要因の把握や安全性を示す指標の設定に関する研究など、幅広い分野での共同研究を実施する予定。本協定を締結することで、より両者の組織力を生かした継続的な協力体制へと発展させ、高速道路に関する幅広い分野での課題解決に向けた研究を促すことで、新潟への貢献を進めていく。