川崎縦貫道と外環道の共生一本化 整備早期実現を山田川崎商工会議所会頭が要望 東国交官房審議官らに面談

[caption id="attachment_6288" align="alignleft" width="300" caption="東国交官房審議官に要望書を手渡す山田会頭(左)"][/caption]

川崎商工会議所の山田長満会頭は2月16日に国土交通省の東潔大臣官房審議官、19日に同省の泊宏関東地方整備局長と面談し、川崎縦貫道路と東京外かく環状道路が共生する一本化整備の早期実現について要望を行った。

多摩川を挟んで計画される両路線については、未だ計画が具体化されておらず、その具体化に向けた意見交換、検討の場として、国土交通省、東京都、川崎市は16年2月、「東京外かく環状道路(東名高速~湾岸道路間)計画検討協議会」を設立。昨年12月までに計3回の協議会を開催するなど、川崎縦貫道路計画との一本化も含め、計画の具体化に向けた検討を行っている。

川崎市は臨海部の重厚長大産業を中心に構造変革が進んでおり、特に、羽田空港対岸の殿町地区キングスカイフロントは、国家戦略特別区域における重要なエリアであり、国際競争力のある新事業の創出を目指している。産業変革をもたらす効果を細長い市域で高め、さらに首都圏に波及させるためには、川崎縦貫道路と東京外かく環状道路など広域的な幹線道路ネットワークの形成が不可欠だとして▽東京外かく環状道路東名以南について、川崎縦貫道路Ⅰ期計画との連携を図り、大師JCTと接続し、川崎縦貫道路の機能を担う計画をすること▽計画検討協議会における、調査・検討をスピード感を持って行い、東名高速~湾岸道路間の全線にわたって計画の具体化を図ることを強く訴えた。

これらの要望に対し、東大臣官房審議官と泊関東地方整備局長は「要望内容は承知した。設置された計画検討協議会においてしっかり検討を進めていきたい」と理解を示した。

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