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ＮＥＸＣＯ中日本東京支社は５日、南海トラフ地震などの有事に対する対応力の向上を図るため、東名高速道路・足柄ＳＡ（上り）で防災訓練を実施した。
訓練では、南海トラフ地震により高速道路が全線通行止めになり、高速道路の利用者や近隣住民がＳＡ・ＰＡに一時的に避難したと想定。ＳＡ建物内に留まることが危険な場合を想定し、地震発生直後に行うべき行動と、防災備蓄品を正しく使用できるよう訓練した。
当日の午後２時半、非常放送設備により地震が発生したことがアナウンスされると、コンシェルジュが安全を確保するため防御姿勢をとるよう指示。ＳＡテナント従業員の方々が先導する形で、利用者や住民を最寄りの出口から一時避難場所に誘導した。
また、一時避難場所では救護用エアーテントや仮設トイレ等を設置する訓練も行われたほか、担架を携行して重傷者、軽傷者をテント内に搬入する救護作業の流れを確認。当日、暴風雨が吹き荒れる悪天となった中、お互い声を掛け合いながら実地さながらの訓練となった。
