外環都議連 関越~東名間の早期開通を 東名~湾岸道路間の具体化も要望

[caption id="attachment_10012" align="alignleft" width="300" caption="要望を受け、赤羽国交相は「外環はWITHコロナ時代にもあるべき社会資本」"][/caption]

東京都議会外かく環状道路建設促進議員連盟(中嶋義雄会長)は8日、赤羽一嘉国土交通大臣と面談し、東京商工会議所と共に東京外かく環状道路の早期完成に向け、強力な要望活動を展開。当日は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に配慮した上で、中嶋会長(公明党)を筆頭に、木村基成副会長(都民ファーストの会)、鈴木章浩副会長(自民党)ら超党派の議員連盟の役員代表7名が出席。また、東京商工会議所首都圏問題委員会の今井雅則共同委員長ら2名が参加するとともに、都の局長など幹部職員も同行した。

外環は、18年6月に千葉区間が開通し、課題だった首都高中央環状線の渋滞緩和が図られるなど、大きな効果を発揮。一方、都内の関越~東名高速間については、東名JCT及び大泉JCTから発進したシールドマシンによる本線トンネル工事に加え、本線と地上をつなぐランプシールドトンネルの工事が進められており、また、大深度地下において本線とランプをつなぐ地中拡幅部についても鋭意、検討が進められている。

中嶋会長は、新型コロナウイルスの影響があっても、外環の首都圏経済を根幹から支える重要な道路としての必要性は揺るがないとの認識を示した上で、「超党派で、残された都内区間の整備を推進したい」と訴えるとともに、「関越道~東名高速間の1日も早い開通と、東名高速~湾岸道路までの早期具体化の2点を要望したい」と強調。今井共同委員長も「外環道には大いに期待している」として、「都内15団体を代表し、経済界の立場からも早期整備をお願いしたい」と強く要望した。

これを受けて、赤羽国交大臣は「環状道路はつながってこそ。羽田空港や東京湾にもつながるので、しっかりとできるだけ早くやろう」と応えるとともに、「外環は、WITHコロナの時代にも、あるべき社会資本。つなげるなら、なるべく早く」と、要望の趣旨に理解を示し、連携して着実に取り組む姿勢を示した。

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