東北中央道・大石田村山~尾花沢間 地域産業の活性化を支援

国土交通省山形河川国道事務所(和田賢哉所長)は19日、東北中央自動車道(東根~尾花沢)延長23㌔のうち、大石田村山IC~尾花沢IC間(延長5・3㌔)を4月15日に開通すると発表した。開通時刻と開通式典は決まり次第発表する。「大石田村山IC」は地域活性化ICで、交差道路は一般県道大石田土生田線。

今回の開通により、新たな企業立地の進展や商圏の拡大が図られ、地域産業の活性化を支援する。また、山形県では、外国人観光客数および山形空港の国際チャーター便が増加傾向であり、東根~尾花沢間の整備により、山形空港から観光地への移動時間短縮が図られ、滞在時間の延長などによる観光消費額の増加など観光振興を支援する。

最上地域には第3次救急医療機関が無く、重篤患者の約8割が山形市内の医療機関に転院搬送されているが、今回の開通により、並行する国道13号の主要渋滞箇所や事故危険箇所を回避し、迅速かつ安定的な搬送を支援するなどの整備効果が期待される。

東北中央自動車道(東根~尾花沢)の総事業費は約835億円。東根IC~東根北IC間(延長4・3㌔)は18年度の開通を予定している。

パーマリンク