東海環状道西回り区間早期全通へ 三重県が国交省に合同要望 

[caption id="attachment_7300" align="alignleft" width="300" caption="鈴木財務副大臣に要望書を手交する鈴木知事ら要望団"][/caption]

東海環状自動車道西回り区間の早期全線開通を目指して、三重県は2日、中部経済連合会と沿線企業との合同要望を実施。財務省、国土交通省に対し、東員IC~北勢IC間の前倒し開通と北勢IC以北の開通見通しの公表、整備予算の確保等を求めた。

要望には、鈴木英敬知事と日沖靖いなべ市長、中経連関係者のほか、いなべ市の企業としてデンソー大安製作所、トヨタ車体いなべ工場、神戸製鋼所大安製造所、太平洋セメント藤原工場の責任者も参加し、財務省で鈴木肇祐副大臣、国交省で阿達雅志大臣政務官、森昌文事務次官と面談。要望書を手交した。

鈴木知事ら要望団は、東海環状道沿線の北勢地域には完成車・自動車部品など輸送用機械産業をはじめ化学、エレクトロニクス産業や今後成長が期待される航空機産業等が集積している現状を説明。「日本のものづくりの中心である中部圏の一翼を担う。東海環状道の開通を見越して、企業立地も進む」とし、四日市港の振興や中部北陸圏の観光地を結ぶ「昇龍道プロジェクト」を支える東海環状道の早期整備の必要性を提言した。

要望団の訴えに、鈴木財務副大臣、阿達政務官ともに「東海環状道の整備は急がなければならない」等と理解を示した。

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