渋滞解消へ早期整備不可欠 大会開き決議案を採択 新名神高速道路三重・滋賀建設促進県民協議会

[caption id="attachment_4076" align="alignleft" width="300" caption="挨拶する三日月滋賀県知事"][/caption]

新名神高速道路三重・滋賀建設促進県民協議会(会長=三日月大造滋賀県知事)はこのほど、滋賀県大津市のホテルで、今年度の大会を開催した。

三日月滋賀県知事、副会長の鈴木英敬三重県知事をはじめ、会員の越直美大津市長、末松則子鈴鹿市長、来賓として二之湯武史参議院議員、こやり隆史参議院議員ら、両県の関係者約120人が出席。

会長の三日月知事は開会挨拶で、「三重と滋賀、中部と関西をしっかりと繋いでいくためにも、いよいよ大事な時期に入ってきたので、この協議会の結束をさらに強めて、事業完遂に向け取組みを強化したい」と述べた。続いて、NEXCO中日本、西日本から、新名神高速道路の事業進捗状況の説明が行われた。

決議では、「四日市~亀山」、「大津~城陽」および「八幡~高槻」間の早期整備、鈴鹿PAスマートICおよび新名神大津スマートICを本線と同時供用すること、道路整備財源の確保を骨子とする決議案を満場一致で採択した。

鈴木知事は閉会の挨拶で頻発する東名阪自動車道の渋滞に触れ、「物流や観光、緊急輸送などの妨げになっている。交通事故の危険性も高まる。この渋滞を解消するためには、新名神を早期に整備することが抜本的な解決策だ」と述べた。

新名神高速道路の「城陽~八幡」間は16年度、「四日市~亀山」および「高槻~神戸」間は18年度、「大津~城陽」および「八幡~高槻」間は23年度に開通を予定している。

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