”復興の道”早期整備求める 「北中島~矢部」開通時期明示を 九州中央自動車道建設促進期成会

[caption id="attachment_5455" align="alignleft" width="300" caption="石川道路局長に要望書を手交する要望団"][/caption]

熊本県の1市5町で構成する九州中央自動車道建設促進期成会は8月25日、国土交通省の石川雄一道路局長を訪ね、同道の早期完成を求める要望書を手交した。会長の梅田穰山都町長は今年3月の就任後初めての要望活動。

藤木正幸御船町長や各町議会議長、県議会議員らも同行し、九州中央自動車道を「熊本地震や豪雨災害からの〝復興の道〟」と位置付け、事業中区間の早期整備をはじめ、開通時期が未定となっている「北中島~矢部」について開通予定年度の明示を求めた。

昨年4月に発生した熊本地震では、未開通となっている九州中央自動車道周辺の幹線道路で、落石等による通行止めが多発した。その後の6月豪雨でも国道のり面が崩壊し約10日間の通行止めが発生するなど被害が拡大したことから、今後の災害に備え、救命活動・物資輸送のための強靭ルートとなる同道の1日も早い整備が急務となっている。

開通時期の明示について要望団から質問を受けた石川局長は「用地買収がある程度進むことで工事・事業の見通しが出る」と説明。一層の協力体制を呼びかけた。

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