「京奈和・第2阪和連絡道路」尾花和歌山市長、石井国交相に早期事業化を要請

[caption id="attachment_4462" align="alignleft" width="300" caption="石井国交相に要望書を手交する尾花和歌山市長ら"][/caption]

和歌山市の尾花正啓市長は昨年12月19日、国土交通省の石井啓一大臣と面談し、京奈和自動車道と第2阪和国道を結んで高速道路を臨海部に誘う「京奈和・第2阪和連絡道路」の早期事業化を要請した。和歌山市臨海部に集積している産業の生産性向上につながる道路であることから、市では昨年9月11日に「京奈和・第2阪和連絡道路建設促進期成同盟会」を新設し、早期実現に乗り出している。要望には同会長に就任した石井太郎氏(和歌山市自治会連絡協議会会長)ら同盟会メンバーも同席した。

尾花市長は、京奈和道の整備が進んだことで、15年度の企業誘致件数が過去最大であったことや、観光客が4年で18倍に増加したストック効果等を報告。中心市街地に加え、関西国際空港へのアクセスも向上させる「京奈和・第2阪和連絡道路」で今年度、直轄道路調査が始まったことに触れ、「都市計画決定の実施に向けて次のステップとなる、概略ルート・構造の検討に着手して頂きたい」と訴えた。

石井大臣は、和歌山県道路建設課に出向していた国土交通省職員時代を振り返り、「1981年頃、京奈和道は影も形もありませんでしたよね」と笑顔で語りながら、「今は着実に整備が進んでいる」と評価。「京奈和道と第2阪和道が開通し、交通の流れを確認できた段階で、県や市と調整を進めて行きたい」と応えた。

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