中部横断道・六郷~増穂間 3月中に開通の見通し 甲府市⇔清水港間約5分短縮

NEXCO中日本はこのほど、中部横断自動車道・六郷IC(山梨県西八代郡)~増穂IC(同県南巨摩郡)間(延長9・3㌔)を今年3月に開通できる見通しと発表した。開通日時は今後の工事の進捗などを踏まえ改めて発表する。

山梨県と静岡県の物流は、現在、開通する区間に並行する国道52号を主に利用しているが、今回の開通により、甲府市から清水港の所要時間が約5分短縮。全通時には約27分短縮され、ぶどうなどの農産物の輸送効率化が期待される。また、峡南地域から峡中地域の各都市への所要時間が3~6分短縮するなど、アクセス性が向上し、魅力ある都市圏を形成。全通すれば、山梨県から富士山静岡空港へのアクセスが向上するなど、より都市圏の形成が期待される。

さらに、第三次医療施設への所要時間が、身延町で約8分短縮。全通すれば身延町で約15分、南部町で約21分短縮され、救急医療活動を支援するなど、様々なストック効果が期待される。

今回の開通区間は、暫定2車線、設計速度80㌔/時、総事業費は約728億円。

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