「直轄権限代行」整備求める 京都・兵庫・鳥取の3府県/山陰近畿道整備推進東京大会

 京都府、兵庫県、鳥取県の日本海沿岸地域を結ぶ山陰近畿自動車道の整備推進を求める東京大会が1月23日、東京都内で開かれた。同道は総延長120㌔の地域高規格道路。開通区間はこの内28㌔で着工区間は全体の約4割に止まっていることから、国直轄で建設して府県が管理する「直轄権限代行」での整備を一部求めている。

 大会は、山陰近畿道整備推進議員連盟(会長=石破茂地方創生担当相)と同道整備推進協議会(会長=山田啓二京都府知事)が合同で開催。山田知事、井戸敏三兵庫県知事、平井伸治鳥取県知事ら沿線首長、石破大臣、自民党の谷垣禎一幹事長ら3府県選出の国会議員、国土交通省幹部等約200人が出席した。

 冒頭、石破会長は「道路は繋げてなんぼであって、ぶつぶつ切れていては意味がない。これはまさしく国家としてやらなければならないこと」と述べ、山田会長も「決着すべき時が迫ってきた。地方創生のためにも今決めなければならない」と応じ、3府県知事が揃って、新規事業着手や事業化を求める要望書を石破会長と、国土交通省の深澤淳志道路局長に手交。山陰近畿道の必要性を求める国会議員や沿線首長らの意見発表の後、「山陰近畿道の早期完成に向けて、がんばろう!がんばろう!がんばろう!」と気勢を上げた。

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