「高速道路の防災・減災」講演会に約200人が参加 全高速など共催

東日本大震災復興対策等貢献協議会と道路の安全性向上協議会、全国高速道路建設協議会は11月19日に大阪市の大阪駅前梅田1丁目APホールで「講演会~高速道路の防災・減災~」を開催、約200人が参加した=写真=。

講師に立命館大学特別研究フェローの土岐憲三氏とNEXCO西日本取締役常務執行役員北村弘和保全サービス事業本部長を迎え、予測し難い災害に直面した際に役立つ常日頃の心構えと準備について講演を行った。

土岐氏の「西日本の内陸地震に備えて」というテーマでは、「確立で地震を考えてはいけない。海溝型地震の南海トラフが来る前に内陸地震が起きる。ライフラインである道路に影響をもたらす」と警鐘を鳴らした。

また、北村氏は「最近の西日本における災害とその対策」というテーマで登壇し、実際に経験した広島土砂災害、西日本豪雨、鳥取県中部地震、大阪府北部地震などの災害対応について話した。その中で「災害時のリハーサルとして防災訓練をきちんと行うこと。災害時、どこにどのようにどれくらい協力をお願いするかを決めておくこと」「時間がない中で迅速に動ける体制を作っておくこと」など実体験に基づく話をした。また、「災害時は周りの協力があってこそ復旧作業が行えた」と自社他社問わない協力体制が必要だと唱えた。

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