ハイウェイテレホン◆ #8162の統一番号 9月でサービスが終了

事故・渋滞・通行止めといった高速道路の交通情報を、電話の自動音声で知らせる「ハイウェイテレホン」のうち、「#8162」の統一番号が9月30日をもってサービス終了する。インターネットやスマートフォンなど情報の多様化により、年々利用状況が減少していることを踏まえての対応で、今後は全国にある58カ所の地域局に直接かける当初のスタイルに戻る格好だ。

ハイウェイテレホンはNEXCOの前身である日本道路公団が1990年に東名高速道路で運用を開始。その後、順次提供エリアを拡大し、2000年に全国展開した。当時のハイウェイテレホンは、地域ごとに問い合わせ電話番号が異なっており、移動中のドライバーは、自分のいる場所の周辺の複数の電話番号を控えていなければならなかった。

その不便さ解消につながったのが、NEXCO中日本が2007年に導入した「#8162」の統一番号。携帯電話会社との連携で、利用者のいる場所から最も近い地域の高速道路情報を案内するもので、当時としては通話料金だけで必要な情報が入手できる画期的なシステムであったことから、2009年にはNEXCO3社全体でサービスの提供が始まった。ちなみに、「#8162」は、「『はーい(81)、無事(62)』帰る」の語呂合わせ。

NEXCO東日本によると「現在でも月に8500件の問い合わせはある」そうだが、10年前と比較すると90%以上減少しているそうで、「

ご利用いただいているお客さまには申し訳ありませんが、各地域局につながる番号にお掛けいただくか、インターネットやスマートフォンアプリなどからご確認いただきたい」と話している。

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